〜ライブレポート〜
<ゴスペラーズ坂ツアー2008“ハモリ倶楽部”>
2008年07月29日 大阪 フェスティバルホール
<!--途中からストーリー仕立てになっていたこのツアー。
さすがに台詞の細かい言い回しなどまでは覚えきれなかったので、
曲目以外のことに関しては端折ります。ご了承ください-->
ステージ上には遊園地のメリーゴーランドのような、小さな円形の装置も
用意されています。
時間になり、照明が落とされると、どこからか賑やかなリズムが。
カラフルな衣装を身にまとったバンドメンバーに混じってゴスメンバーも
一緒になって客席の通路から登場。
特に、帽子からパンツまで見事に全身黄色(シャツを除く)のギタリスト玉川さんが
目を引きました。
サンバのリズムでみんな最初からお祭り騒ぎです。
北山、杉野、須藤の太鼓トリオがやたら楽しそうでした。
#杉野さんはドラマーなので本職。
#須藤さんはベーシストですが、やたらドラムを叩きたがるとどこかで聴いたような。笑。
サンバ演奏の途中で「一つになるのさ!」。
♪一筋の軌跡
サンバ演奏の延長。
一部だけでしたが、始まり方が始まり方だけに大盛り上がりでした。
大歓声、拍手。
黒沢「みんな、熱いかー!(会場「いえーい!」)
熱くなってるかー!(会場「イエーイ!」)」
安岡「みんな、汗かいてるかー!(会場「イエーイ!(笑)」)
水分補給は自己責任でやってくれ!(会場「イエーイ!(爆笑)」)」
てな呼びかけを五人それぞれがした後。
♪Paradise
ここでこの曲を持ってきましたか。
最近の曲の中では最もアップテンポなので、サンバの後にぴったりです。
なお、今回のツアーはホーン隊も参加していました。
そしてこのあたりから安岡さんの顔が汗で光って…。
♪Wanderers
何気に久しぶり。
歌詞的には別に季節感はないのですが、何故か夏に歌われることが多いですね。
「約束の季節」のカップリングだからでしょうか?
間奏の前で、急に一人がステージ上でしゃがみこんでしまいました。
何かと思えば、黒沢さんの靴紐が外れた様子。
会場に向かって片手で謝りながら靴紐を結ぶ黒沢さん。
それを指差しながらメンバーは歌っていました。
「黒ぽん♪ぽんぽんぽんぽん♪」
なるほど、上手いっ。
♪熱帯夜
やっぱり夏ですからこの曲ですね。
今回はジャケットを着ていなかったので、G10ツアー時からの怪しげなダンスは
ないだろうと思いきや、さらにエスカレートしたものが披露されました…。
会場からは拍手。
今回のツアーではやることが多かったからなのか、MCはあまりありませんでした。
ゴスペラーズの夏の曲ということで、次の歌へ。
♪夏のクラクション
特に安岡氏の声が効果的でした。
ホーンとのセッションもなかなか素敵。
♪LOSER
玉川さんがギターを持ち替えたので「何の曲だろう?」と思いました。
メリーゴーランドのようになった所に五人が乗ると、そこが回り始めます。
個人的には、こんな演出をしなくてもいいでは?と思ったりもしたのですが、
過ぎ去ってゆく夏の思い出を走馬灯のように思い出すイメージなのでしょうか?
最後の方、落ち着いた歌の上で泣いているかのような黒沢さんの歌声が哀しい。
この部分では黒沢さんは、回転する装置の上でも器用に客席の方を向いて
歌っていました。
♪Right on,Babe
これまたお久しぶりな曲。
立って身体を揺らしながら聴きたい曲ですが、客席が座った状態で歌われたのが
ちょっと残念。
ステージ暗転。
#先にバンド演奏&衣装替えがあったような気がするのですが、うろ覚えです。
ハモリ倶楽部のテーマと思しき歌(録音です)が流れ始めます。
その間準備体操?をしている五人のシルエットだけが見えているのですが、
それがどう見ても○リーズ▽ート■ャンプで…。
しかも三人揃って同じ運動をしたりしているものだから会場爆笑。
というか、これから何が始まるのだ??
<!--小芝居ここから-->
設定としては、表向きはゴスペラーズという名前で活動している裏組織、
「ハモリ倶楽部」の活動風景のようです。
各メンバーには別の名前があり、この倶楽部でのリーダーは、ゴスペラーズで
言うところの酒井雄二。
#さすがに各メンバーの別名までは覚えていないので、ゴスペラーズでの名前で
#書いていきます。
各メンバー、今週の活動成果を次々と発表していきます。
村上「俺は風とハモりました」
酒井「それはすごいね」
酒井、風の音を出す。それに村上がハモって…いるのか??
黒沢「はいっ、僕は蚊の羽音とハモってきました」
酒井「おお、それは聴いてみたいね」
酒井、蚊の羽音を出す。
黒沢、それに和音をつけ…最後に「パチン☆」。←叩いた
会場笑。
酒井「他には?」
北山「えー、僕はゴッホの『ひまわり』とハモりました」
酒井「え゛? それは…聴いてみたいね(笑)」
北山「じゃあ『ひまわり』を持ってきてもらって…」
酒井「はいどうぞ。って、できるかーい!」
会場笑。
ここでおたより紹介コーナー。(ラジオ番組なのか??)
「競馬のファンファーレの音が私には寿司ネタを言っているように聴こえます」
という話に、実際にハモってみるメンバー。
♪ファンファーレ@寿司ネタバージョン
速過ぎて「かっぱ巻き」ぐらいしか聴き取れなかった…。
酒井「うーん、ややウケ」
会場笑。
次のはがき?は「『白鳥の湖』がトイレの歌に聴こえます」というもの。
早速ハモリにチャレンジするハモリ倶楽部メンバー。
♪白鳥の湖@お手洗いバージョン
上品ではないので内容は割愛。
歌詞の品のなさと、途中からリードを取る黒沢さんの歌が上手すぎることが
やたらアンバランスで…。
#なお、どこかで聴いたことがあると思ったら、以前関西で放映された番組で
#歌っていたみたいです。(04年10月24日付日記参照)
酒井「これもややウケ」
そうこうしているうちに、ゴスペラーズとして活動する時間が近づいてきたようです。
酒井「みんな、さらにハモリを精進してくれ」
安岡「大丈夫だよ」
黒沢「これ以上どう極めるの?」
北山「それもそうだ」
村上「とりあえず『青い鳥』のサビのところだけ練習な」
そう言いながらメンバーはステージから退場していきます。
そしてステージ上には謎の男が一人。
「ハモリ倶楽部の面々の気の緩みが大事件に発展することを、まだ誰も知らない。
一人の男を除いては…」
てな内容のナレーションが入り、ひとまず小芝居は終了。
普通のライブに戻ります。
♪Love has the power
セルゲイツアーのときと同じダンス。
間奏部分で回ったり、「power!」「You and I♪」の振りも変わりなく、
前回のツアーに参加した者にとっては懐かしい感じでした。
♪Body Calling
ものすごく懐かしい…。
♪Yes,No,Yes...
このツアーの見せ場はこの曲と言って過言ではないのではないでしょうか?
ザ・安岡優オンステージ。
メリーゴーランドの傘の下で一人、セクシーポーズで踊りまくり。
歌よりもそのダンスに釘付けになってしまいます。
甘いです。激甘です。
♪残照
前曲との間に少し台詞が入り、一転して熱いバラードへ。
かなり懐かしい曲ではありますが、改めて聴くと名曲です。
最後の黒沢さんの「逢いたい 逢いたい」のシャウトが熱く、そして哀しい。
泣かせの一曲です。
再び小芝居に戻ります。
酒井「みんな、さらにハモリを精進してくれ」
安岡「大丈夫だよ」
黒沢「これ以上どう極めるの?」
北山「それもそうだ」
村上「とりあえず『青い鳥』のサビのところだけ練習な」
…という場面から再開。
そこへ謎の男が登場。
「お前たちはハモリの上にあぐらをかいていないか!」というようなことを
言いに来たはずですが…
謎「どうだ、カレー!」
黒沢「あ…いや、そんなことは」
謎「カレー、美味いな」
黒沢「ええ、まあ、はい(汗)」
何の話ですか…?
村上「ところで誰?」
謎「何だ、グラサン!」
謎の男、暴走気味。
熱が入りすぎたか、マイクのコードがいっぱいいっぱいで伸びきっています。
謎「今日は歩き回ってもいいって言われたから歩いてたのに、コードの関係で
これ以上進めないんだよ!」
謎の男、逆ギレ気味。
スタッフさんが慌ててマイクのコードを舞台袖付近で調整していましたが。
謎「貸せっ」
酒井のマイクを奪う謎の男。本当に暴走しています…。
謎「驕っているヤツはこうしてやる!」
男、謎の光線を発射(?)。
ステージ上に倒れるゴスペラーズ…じゃなくてハモリ倶楽部メンバーたち。
ステージ暗転。
謎「思い知るがいい! …あ、マイク返す♪」
会場笑。
再びステージに明かりが戻ると、メンバーが起き上がってきます。
「大丈夫か」
「うん、何ともない」
「何だったんだ、今のは?」
村上、何かステージ上の物体を拾う。
村上「これ、酒井のマイクだろう」
酒井「あ、多分そうだ」
マイク本体ではなく、集めた音を飛ばす方の器具だと思われます。
北山「壊れてんじゃない?」
そう言いながら酒井につけてやろうとする。が。
北山「これホントに壊れてるわ」
会場爆笑。
北山、舞台袖のスタッフに器具を渡しに行く。
村上「今日は予期せぬ出来事がいっぱい起こります(笑)」
黒沢氏の靴紐の件を指していると思われます。
で、結局何が起こったのか。
別に何も変わっていないよな?と確認した後で、「一応だよ」と言いながら
「青い鳥」のハモリを練習することに。
しかし。
酒北安「それは青い鳥〜♪」
ゴス「あれ!?」
音がおかしい。ハモれていません。
何度やっても結果は同じ。
村上「何やってんだよ、お前ら。大丈夫だよな?」
黒沢「うん」
村上と黒沢、それぞれの音程を別々に確認。
では酒井も加わって。
村黒酒「それは青い鳥〜♪」(←全員同じ音)
ゴス「あれっ!?」
「これ…まずいんじゃない? ライブの時間迫ってるのに」と焦り始めるメンバー。
大丈夫、まだ時間があるから間に合わせよう、と練習を始めたのですが…
(照明、一度消えて再び点く)
ゴス「ダメだあ〜〜〜(泣)」
会場爆笑。
「どうしよう…」とステージ上に倒れて頭を抱えている面々。
村上「よし、こうなったらお客さんに正直に話そう!」
…というわけで、会場に向かって。
村上「ゴメンナサイ、今日は俺らは歌えません!」
メンバーぺこり。会場爆笑。
村上「お願いがあります。俺らの替わりに、皆さんが歌ってください!」
♪Stand By Me
安岡さんのギター演奏をバックに、メンバーが音程を客席に指示。
村上「これは“なりきりゴスペラーズ”じゃありません。
皆さんが“ゴスペラーズ”です」
場内大歓声。
会場全体に「Shalalala〜♪」の大合唱が響きます。
洋楽を聴く方は、14 KARAT SOULバージョンの「Stand By Me」を想像して
いただくとわかりやすいかと思います。
それに乗せて、ゴスペラーズメンバーも一緒に…
って、あれ?ちゃんとハモってますよ?
場内拍手。ゴスペラーズからも会場に拍手。
「俺らもハモれたね!」「お客さんのおかげです!」
村上「ハモリのパワーが、この辺(喉だったかな?)に溜まってきただろう!」
会場大爆笑。
なるほどねー、似ているとは思ったけれどそういうオチでしたか。
#以前テレビ放映されたNHK番組「ストレッチマンwithゴスペラーズ」のパロディー。
#ゴスペラーズとのコンサートを間近に控えたストレッチマンが、音痴になる光線を
#怪人に浴びせられ、ゴスペラーズの歌のおかげで音程を取り戻せた、という
#くだりがありました。
メンバーがはしゃいでいるところへ、また謎の男が。
謎「さっきステージ裏で大変だったんだから。
マイク壊したって怒られるし」
会場大爆笑。
ところでこの男、何者?
謎「私の名は、ミスターカオス! またの名を“混沌くん”」
会場笑。(なんて間の抜けた愛称…)
要は、慢心しているメンバーを戒めるためにやってきたのだとか。
ますますハモリに精進しろ!てな説教をして“混沌くん”は去っていったので
ありました…。
<!--小芝居ここまで-->
小芝居、どこからどこまでどうなんだ、と思う台詞回しが多々ありました。
それらはどうやらアドリブが多かったようです。
混沌くんを演じたのはサックスの佐藤公彦さんだったそうですが
村上「あの人全然台本どおりにやらねーんだもん」
酒井「まさにカオス!」
会場笑。
確かに、マイクの線を引っ張りすぎたりマイクを壊したり、メンバーを困惑させる
言動が多かったですしね。
それはそれで、見ているほうは面白かったのですが。
そんなこんなで混沌としましたが、改めてゴスペラーズのハモリの歌を…。
♪カーテンコール
決めるところは決めるのがゴスペラーズ。
散々客を笑わせた後ですが、美しいハーモニーをきちんと決めました。
♪ローレライ
「靴は履いたまま」G10バージョンのようなダンスがついていました。
サビ部分の手の振りはテレビ等でもおなじみ。
ローレライ♪ … 右手人差し指と親指を立て、人差し指が上に来る形を作る。
「ローレ」で、頭上にて手首を反対側に跳ね上げるように
二度動かし、「ライ」でその手を肩の位置に下ろす。
愛してる♪ … 右手の親指、人差し指、小指を立てて人差し指と小指を上に。
「愛」で上にかざし、すぐに肩の高さに下ろす。
「して」でその指を左右に振る。
「る〜」でゆっくり斜め左下方向に降ろす。
とってもわかりにくい解説で失礼。。。
なお、手の形はともに手話。
「ローレライ♪」部分は「L」(ローレライ=「Lorelei」の頭文字)の指文字、
「愛してる」は「I LOVE YOU」を表す。
特に安岡さんのダンスがアイドルチックに見えて仕方がなかったのは私だけでしょうか?
♪流星
Jazztronikアルバム「CANNIBAL ROCK」収録曲(作詞及びボーカルで黒沢参加)。
黒沢さんのソロライブでは毎回歌っていますが、ゴスペラーズがバックボーカルに
入ると、さらに広がりが出てカッコよく仕上がっていました。
#無駄話。原曲のストリングスはバイオリニストのNAOTOさん。
#Jazztronik野崎さんを含め、何てカレーチックな曲なんでしょう…。
♪1,2,3,for,5
「新曲行きます!」の掛け声から始まった曲。もちろんCD未収録です。
雰囲気的にはRATS & STARのような感じ。勢いがあって乗れます。
これは発売が楽しみ。
#でも、せめてライブの中でタイトルを言ってほしかった。
#後でゴスモバイルに掲載されたセットリストを見て知りました。
♪Love Machine
今回はLOVE MACHINE様の降臨はありませんでした。
以前はパントマイム調のダンスがついていたのですが、最近はやらないんですね。
個人的には気に入っていたので残念。
それでもやっぱり盛り上がる曲ではあります。
途中でバンドメンバー紹介。
ベースの須藤さんの番になり、ステージ中央に出て行こうとしたのですが、
途中で何度もコードが引っかかっていました。
村上「今日はよく(コードが)絡まります!(笑)」←もちろん混沌くんのこと。
♪バードメン
特にギターの玉川さんとベースの須藤さんが楽しそうで、二人で向かい合って
ぴょんぴょん跳びながら演奏していました。
それにしても、ものすごく盛り上がったあとにこの曲。
盛り上がるというよりはさわやか系の曲なので、会場の盛り上がり方によっては
微妙な曲順かもしれないですね。
おかげさまでこの日は大盛り上がりし、メンバーも観客も跳ねていました。
♪青い鳥
一転してしっとりとした雰囲気になりました。
酒井・安岡のコーラスが絶品。
この曲は絶対に生で聴くべきです。おすすめ。
ラストはさわやかに…。
♪約束の季節
やはり夏はこの曲を聴かないと。
ここまでにかなりの曲数を歌いきっているにもかかわらず、ハイトーンの
「虹を架けて♪」が歌える黒沢さんはさすがです。
最後の「LaLaLa…」の歌い継ぎを聴いていると、ゴスペラーズらしい曲だなあと
改めて思うのでした。
以上でひとまず本編は終了。
ゴスメンバーもバンドメンバーも退場します。
拍手を続けていると、程なくステージ上に人影が現れました。場内拍手。
村上「ありがとうございます」
今回のライブはとにかくMCが少なかったので、ここでようやく本格的?なMCになった
感じです。
村上「これ、いいでしょう。太陽」
セットの上部に取り付けられている、太陽をモチーフにしたキャラクターを指します。
安岡「でもこれ、よく見てみると結構怖いんだよね(笑)」
キモカワイイ系??
村上「今回のツアーは夏のツアーってことで、サンバで入場とかやってみました。
もう随分前の話で忘れちゃってるかもしれないけど(笑)」
混沌とした小芝居もありましたしね。
しかし、それよりも何よりも。
村上「安岡のダンスがねー」
会場爆笑。もちろん「Yes,No,Yes...」の話です。
村上「昨日のライブの後でさ、セットの下でセクシーポーズをしてる
安岡のフィギュアを作ろう!って盛り上がったんだよ(笑)」
場内大爆笑。
黒沢「それで回るようにしたらいいんじゃない?(笑)」
村上「テテテン、テン、テン、テン♪(「Yes,No,Yes...」オルゴール風)って?(笑)」
それを売り出したら安岡マニアが殺到しそうな予感です。笑。
村上「『Yes,No,Yes...』も『Yas,No,Yas...』(ヤス・ノー・ヤス)にしようって
話にもなったんだけど(笑)」
会場爆笑。
次のツアー時には安岡優「Yas,No,Yas...」モデルフィギュアがグッズ販売所に
並ぶかもしれません。(大嘘)
とりあえずメンバーはご機嫌な様子。
村上「調子に乗って、昨日と違う曲をやります!」
会場歓声、拍手。
♪告白
ものすごく懐かしい。
歌はすごくよかったのですが、ビデオクリップ集を何度も見ている人間としては
安岡さんの動きばかり目で追ってしまいました…。
メンバーからご挨拶。があったはずなのですが、内容をすっかり失念してしまいました。
黒沢さんの番になったときに、ステージの前に進み出た黒沢さんに
「黒ぽーん♪」「黒ぽーん♪」と黄色い歓声が上がりました。
その直後。
「黒ぽーーん!」(←男性のぶっとい声)
場内大笑いしたのは言うまでもありません。
酒井さんは、リーダーから「ハモリ倶楽部のリーダー!」と急にライブの感想を振られ
「えー…ハモるって楽しい…」としどろもどろになっていました。
酒井「何にも思いつかないぐらい、何もかも出し切ったということですよ!(笑)」
お疲れ様でした。笑。
この会場、フェスティバルホールは改装のため、暫く使用できなくなります。
村上「えー、ひとまずクローズするフェスティバルホール…」
そこへ客席から子どもの声。
村上「ごめんね、もうちょっと待ってね」
会場笑。
村上「子どもたちからすると、こんな話どうでもいい、早く終われって思ってると
思うんだけどさ(笑)」
酒井「もうすぐアンパンマンが出まーす!」
会場笑。
村上「さだまさしさんとか、いろんな有名アーティストが愛したこの会場の
ステージに僕らも立てて、本当によかったと思います」
安岡「またね、新しくなって帰ってきてもらいたいですね」
会場からは拍手が起きました。
村上「じゃあ、最後の曲。アンパンマンの歌(笑)」
会場爆笑。最後の最後に…笑。
酒井「ダメだよ! そういうこと言っちゃうと、この(バンド)メンバーは
演奏できちゃうんだから!(笑)」
実際、号泣@大阪にてリーダーがチャメで歌い始めた「兄弟船」に
即興で演奏をつけたりできる、とっても優秀なミュージシャンが集まっているのです。
♪アンパンマンのテーマ
黒沢「そうだ♪ 怖れないで…」
あ、歌い始めてしまいました…。釣られて他のゴスメンバーも。
会場も手拍子。
そしてやっぱり即興で伴奏をつける佐々木真里さんや須藤さん。
村上「俺さ、実はアンパンマンの歌知らないんだよ」
えっ…会場ざわざわ。
村上「アンパンマンって聴きながら、俺の頭の中では筋肉マンになってた(笑)」
安岡「それ、“マン”しか合ってないじゃないか!」
黒沢「あと、六文字っていうのしか合ってない!」
会場爆笑。
リーダーも爆笑。
黒沢「“マン”と六文字だけしか合ってない(笑)」
リーダー、セットの上に座り込んで笑い転げています。
北山「ウケすぎだ!」
笑いが止まらないリーダー。
村上「他に有名なアニメの曲って何ある?
俺は(失念)とかなんだけど」
安岡「ああー(笑)」
会場からはいろんな声。
村上「ドラえもん?」
黒沢「ドラえもんの歌っていろいろあるんでしょ?」
酒井「音頭とかあるよね」
黒沢「最近は夏川りみちゃんとか歌ってたり。『ハグしちゃお♪』って」
村上「俺らが知ってる曲とお客さんの知ってる曲が同じかどうかわからないんだ」
何だか黒沢さんがやたら張り切りはじめましたが。
酒井「あのー、ホントは何を歌おうとしたんですか?」
仕切り直そうとする酒井さんですが。
村上「酒井、お前がアンパンマンって言ったんじゃないか!」
酒井「違うよー。
俺は子どもが退屈してたから『アンパンマンが出ます!』って
出まかせ言ったんだよ。そしたらアンタが…」
北山「誰のせいでもないよっ!」
会場爆笑。
北山「誰も悪くない! 誰のせいでもないっ!」
会場爆笑。
村上「何か、最後にグダグダになってますけど(笑)」
安岡「まあいいじゃないですか(笑)」
北山「みんな!グダグダは好きかー!」
会場「いえーい!」
あの…いえーいって皆さん…。
安岡「いや、グダグダが好きって言われても困るけど」
会場笑。
村上「他のアニメは?」
会場ワイワイ。(やっぱりグダグダが好きみたい)
安岡「トトロ?」
♪となりのトトロのテーマ
黒沢「となりのトトロ♪ トト〜ロ♪」(←勝手に歌い始める)
酒井「トトロだったらさあ、『さんぽ』の方じゃないの?」
黒沢「トトロ♪ トト〜ロ♪」(←気にしない)
会場からも手拍子が起きます。
この曲は須藤さんだけが伴奏していました。
黒沢さんが最後まで歌い切ると会場大盛り上がり。拍手喝采です。
村上「俺、トトロも知らねーわ」
会場「えーっ!」(←ブーイング)
村上「他は?」
黒沢「今だったらポニョとか? ポーニョ♪」(←また勝手に歌い始める)
♪崖の上のポニョのテーマ@ちょっとだけ
酒井「だから歌わなくていいって!」
黒沢「(まったく気にせず)ポーニョポニョさかなの子♪」
会場手拍子。一人歌い続ける黒沢さんでした。
黒沢「(歌い終わって)…って感じで、最後微妙に音がずれてるのが
サイコーなんですよ(笑)」
詳しいのですね、黒沢さん。
村上「えー、今度アニソンツアーをやります!」
酒井「やらねーよっ!」
会場大爆笑、拍手。
村上「だってさー、今の拍手、さっきの『告白』より凄かったじゃん?(笑)」
安岡「まあ、まあね(笑)」
村上「今日いちばんの盛り上がりだもん(笑)
その代わり、『(失念。さっきのと同じアニメだったかと)』とかにも
付き合ってもらうからね?」
会場笑。
村上「皆さんの知らない、俺が好きなアニメの曲とかも聴いてもらうから」
安岡「お客さんの思い出のある曲ばかりとは限らないと(笑)」
でも、それはそれで楽しそうです。
酒井「…えー、もう一度仕切り直していいですか?
本当は何を歌おうとしたの?」
村上「えー、最後は『Let it go』で締めたいと思います」
♪Let it go
最後まで明るく、楽しく。
この曲もやっぱりキーマンは安岡さんでしょう。
「今この手を伸ばして〜♪」が光っていました。
大盛り上がりの中で曲を終えました。
バンドメンバーを一人一人紹介。
鈴木公彦さんの時にはちゃんと「混沌くん!」とご紹介。
DJバリ“K”〜んさんのときには、バリさんは自分のアフロ頭を投げる真似をして
会場を笑わせていました。
全員がステージの前に出てきて手を繋ぎ…
黒沢「ありがとうございましたーーー!」
これをもって、真夏の夜のカーニバルは終了したのでした。
退場時のお約束、北山さんはしっかり投げキッスをして去っていきました。