〜ライブレポート〜





<シーガイア楽園音楽祭2006> 2006年09月02日 宮崎フェニックス・シーガイア・リゾート



オープニングアクトに坂本梨奈、ケイタク、
そして本編ではDEPAPEPE、一青窈が登場したイベント。
ここではゴスペラーズの出演部分のみを抜粋して掲載させていただきます。
が、その前に。
割とお客さんも座ったままののんびりムードで始まったDEPAPEPEのステージが、
後半盛り上がります。
「皆さん自由に楽しんでくれたらいいですから!
 手拍子したり、立ったり、立ったり、立ったり!(笑)」
そんな一連の流れの中で彼らが客席に伝授したのは、掛け声に合わせて「音楽祭!」と
こぶしを突き上げるパフォーマンス。
「素晴らしい! でも皆さん、まだ甘いです。
 皆さんは掛け声でやりましたが、僕なんかは演奏が止まったら
 (※一人しゃべっている間、もう一人がギターを弾いています)いつでも
 『音楽祭!』って言えますからね。いつでも…(演奏止まる)音楽祭!」
これがかなりウケていました。



ステージ転換の時間がかなり長かったイベント。
既に会場は闇に包まれています。
ゴスペラーズの前に一度ステージ上の楽器類がすべて引き上げられます。
その後、ターンテーブルやキーボード、ドラム等がすべて一つの長い台に乗せて
運び込まれました。
調整の後、暫くして白い衣装で統一したバンドメンバーが登場。
観客は拍手。立ち上がります。
演奏が始まり、ゴスペラーズのメンバーが飛び出してきます。

♪ウルフ
 最初から黒沢さんが調子よく、軽やかにステップを踏んだりターンを決めたりしていました。
 安岡さんや北山さんはバンドメンバーの方も煽ったり、最初からかなり飛ばしていました。
 村上・黒沢の掛け合いもばっちり。
♪一筋の軌跡
 最初からメンバーが煽ったおかげで、ゴスファン以外も大勢いた会場は
 「一つになるのさ!」の一本指がほぼ全員できる状態になっていました。
 酒井さんが大熱唱。
 途中、「LaLaLaLa…」の部分は全員で会場を煽って歌わせます。
 ゴスマニアもそうでない人たちも、一緒になって大熱唱。
 まさに「一つになるのさ」でした。

「改めましてこんばんは! ゴスペラーズでぇす!」
場内からは拍手が起きます。
「皆さんの熱気で、最初から汗だくです。安岡優です」
「皆さんの熱気に押されて『ゴスペラーズでぇす!』と言うところを『ラーズでぇす!』と
 言ってしまいました(笑) 黒沢薫です」
「一青窈ちゃんはプールに行ったと言っていましたが、僕は昨日高鍋に行って
 波乗りしてきました。村上てつやです」
「北山と言います。僕は一日風呂に沈んでいました。(あと何を言ったか失念)」
「酒井雄二でーす!
 僕らはステージに出る前にウォーミングアップをするんですが、熱すぎて
 必要ありませんでした! するんじゃなかったよー!(笑)」

気温的には涼しいはずなのですが、会場の熱気でステージは大変な様子。
安岡「僕も、皆さんに負けないようにステージから熱気を送りたいと思います」
村上「安岡、それ熱気じゃなくて湿気じゃないの?(笑)」
安岡「湿気ですか!(笑)」
会場爆笑。
北山「それ嫌だなー(笑)」
湿気の送り合いというのもちょっと嫌かもしれません…。
とにかく会場は暑く、熱いのです。
村上「皆さん団扇持ってたりしているみたいですが…」
そう言うと、場内で団扇を持っている観客がステージに向かって一斉にパタパタ。
これ、ステージ上では結構涼しいらしいです。
村上「もっかいやって! 一つになるのさ〜♪」
リーダーの歌に合わせて、また観客はパタパタ。
安岡「その曲、もう終わってるから(笑)」
村上「あ、そうか(笑)」
黒沢「でもホント涼しいね〜」
ステージと観客席は少々離れているのですが、本当に風が届いていたみたいですね。

安岡「次も新曲を歌います」
新曲、と言ったときに観客席から歓声が上がっていたのですが…
もしかして、次に出るシングルの曲と勘違いしたのでは??

♪風をつかまえて
 リーダーの裏声が絶好調です。
 村上・黒沢の絡み部分が素晴らしい。
 特にアウトロ部分でのフェイクの絡みがさわやかでした。

安岡「さっき歌った曲は一年七ヶ月ぶりに春に出した新曲ですが。
   新曲新曲って、また曲を出すの遅いじゃないかと思われているかもしれません。
   次のシングルはもう完成しています。(会場拍手)
   アルバムも全部録り終わりました。
   あとは明後日、ジャケットの撮影が残っているというぐらいです」
ゴスモバイルライブの時にはアルバムの完成度は九割と言っていたのですが、
遂にここまで来たのですね。

さて、ゴスペラーズと宮崎は切っても切れない仲だそうで、デビューして間もない頃に
シーガイアでのクリスマスツリーの点灯式に呼ばれたりもしています。
村上「その頃来てくださっていた女子高生の方とかもね、多分今では結婚して、
   離婚してたりするんじゃないかと思いますが」
ゴス「ええっ!?」
会場笑。
酒井「『結婚して』のあとは『子どもができて』とか言うのが普通だろう!」
安岡「えー(笑)
   その頃は僕たちも学生とかで、つるつるのゆで卵みたいな感じでしたね(笑)」
酒井「つるつるゆで卵といえばですね、皆さん、このまえの24時間テレビ
   ご覧になりました?」
村上「それ関東のローカルだよ」
酒井「あ、そうか。えーと…俺が説明します!(笑)」
デビュー間もない頃に24時間テレビの企画に参加したゴスペラーズ。
先日また24時間テレビに参加し、当時の映像を見せられて、まさにつるつるゆで卵みたいな
初々しい自分たちの姿を見て
酒井「恥っずかしー!」←半分裏声
となったのだとか。
若かりし日の映像というのは誰しも恥ずかしいものなのですね。

とにかく宮崎には縁があって、などということを安岡さんが一人で
一所懸命しゃべっているのに、リーダーがステージの端の方にぐいぐい引っ張っていきます。
村上「コガネムシ付いちゃった。取って(笑)」
会場笑。
「自分で取れないの?」とツッこまれていましたが、リーダーは「いや、なんとなく」と
笑っていました。
リーダーのジャケットからコガネムシを取った安岡さん、ステージの上から離しながら
「森へお帰り…」
会場もメンバーも爆笑。
村上「ナウシカだ!」
安岡さんは少しの間照れ笑いしていましたが
「今の、昨日黒沢さんがやってたのをパクっただけなんですけどね(笑)」
この方たちって、身内だけのときにもそんなことをやっているのですね…。
黒沢「昨日はバッタだったんですよ(笑)」
いろんな虫が飛んでいるみたいです。

話が逸れましたが、リーダーのご両親は熊本出身だそうで、九州とは馴染みが深いのだとか。
それをイベントのときに漏らしたら地元の方が喜んでくれて「呑め!」と勧められるままに
お酒を呑んでいたら…
村上「それまで食べていた地鶏とかが大地に帰りました」
酒井「えっ!?」
会場爆笑。
安岡「ああ、大地に帰ったのね(笑)」
要は、胃の中のものが…という、あまり綺麗ではない話なのですが。
苦笑するメンバーたちにリーダーは
村上「大地はいろんなものを受け止めてくれるんだぞー!(笑)」
会場何故か大盛り上がり。
酒井「こんなに大勢の、この会場のみんなだって受け止めてくれてるんだぞー!」
観客「いえーい!」
なんだかよくわからない団体になってきました…。

村上「ここまでいろんなアーティストが登場しましたが」
リーダーは個人的にDEPAPEPEのパフォーマンスが気に入った様子。
「音楽祭ネタであそこまで引っ張れると思わなかったからね。
 俺、あのときトイレの横で見てて腹抱えて笑ってたからね」
そんなところで見ていたのですね…。
安岡「ここで、我々もゴスペラーズらしい歌を、ね」
村上「ゴスプレー!(笑)」
安岡「ゴスプレー??(笑)」
それ、誰かのコスプレをして歌うわけではないですよね…?
北山さんが音叉を取り出して音を取り始めます。

♪ひとり
 久しぶりにフルサイズ聴けました。
 ハーモニーはよかったのですが、マイクのせいなのか歌い方のせいなのか、
 ときどきマイクを吹いたような音が混じっていました。
 誰なんでしょう?
♪星屑の街
 聴き所は酒井さんのリード部分。ぞくぞくするほど美しい歌声でした。
 そしてマイクの調子が悪い、もしくはマイクを吹いていたメンバーが判明。
 安岡さんでした…。
 この件については、これ以降の曲はオケ付きだったのであまり気にならず。
 結局悪いのはマイクだったのでしょうか? それとも歌い方??
 この曲はワンコーラス分のみ。
 黒沢さんが前、他のメンバーはその後ろで、背を向けた状態で曲を終了しました。
 この隊形一体は?
♪ミモザ
 なるほど、先ほどの隊形はこの曲への布石だったのですね。
 サビ部分で肩を揺らすダンスをしている観客があまりいないあたり、
 ゴスマニアぞろいのゴスライブではなく、イベントなんだなあと感じさせてくれます。
 全員がそれぞれの詩を歌える、この曲もある意味“ゴスプレー”なのでしょうね。

安岡「“ゴスプレー”をおとろけ…お届けしました」
村上「おとろけ?」
少し噛んだだけでもしっかり拾われています。

酒井「そういえばね、テレビで見たんだけど、宮崎市内にオーラを計ってくれるお店が
   あるらしいんだよ」
黒沢「オーラですか!」
村上「俺らの業界にとっては嫌な機械だなー(笑)」
酒井「どうやって計るのか仕組みまではわかんないけど、計ってくれるんだって」
村上「それ、湿気計ってるわけじゃないよね?(笑)」
会場爆笑。
安岡「じゃあ俺のときには…(笑)」
酒井「『すごい湿気です!』って?(笑)」
湿気ネタ、まだまだ引っ張っています。

村上「さて、アカペラを聴いていただきましたが。
   後半は、知ってる人と知らない人の差が激しい曲を歌います」
ということは、ちょっとマニアックな曲を歌ってくれるわけですね。
「しかも乗り方がわかりにくい曲(笑)」とはリーダー弁。
村上「皆さん、自由に楽しんでくれていいですから。
   立ったり。立ったり。立ったり。立ったり」
北山「注文が多いね(笑)」
酒井「注文の多い料理店?(笑)」←宮沢賢治の童話のタイトルです。
村上「曲を知っている人も、知らない人も、『こういうゴスペラーズもあるんだ』と
   受け止めてほしい!」
安岡「大地のようにね(笑)」
村上「大地讃唱!(笑)」
酒井「阿鼻叫喚!(笑)」
なんだかよくわからない雰囲気になってきましたが、わからないなりにも
会場は盛り上がっています。
イントロが始まり、観客の一部から黄色い悲鳴が。
村上「この時点でもう、知っている人と知らない人の落差が激しいぞ!(笑)」

♪熱帯夜
 認知度は“落差の激しい曲”ですが、観客はそれなりに乗っていました。
 ツーコーラス目の黒沢・村上の絡み部分では歌詞を間違えて詰まってしまうシーンも
 ありましたが、概ね順調。
 このまま行くと、G10ツアーのときの妖しいダンスをやるのだろうか?と思っていたら、
 ツーコーラス終了時点でDJバリ“K”〜んさんのターンテーブルから
 「ポーカーフェイス!」という声が。
 知っている人からはまた歓声が上がります。
♪ポーカーフェイス
 “落差の激しい曲”パート2。
 こちらは「熱帯夜」よりも乗りやすい曲なので、ゴスマニア以外の観客も
 楽しんでいるように見受けられました。
♪終わらない世界
 前の曲のノリのまま突入したので、観客はガンガンに乗っています。
 サビ部分ではメンバーが観客を煽り、腕を左右に降らせていました。
 「Fly to sky」をやるお客さんも少なかったあたり、さすがは様々なアーティストの
 ファンも入り混じっているイベント。
 一応“落差の激しい”パート3だったはずですが、十二分に観客に受け入れられて
 いました。

ブレイク後のシングル曲たちではなかったものの、どの曲も観客に受けて
メンバーは満足な様子。
そして五人から挨拶がありました。
観客がホットになりすぎて、トップバッターの酒井さんが進み出た直後から大歓声。
「まだ何にも言ってないって! 熱くするにも程があるぞ!(笑)」と酒井さんは
苦笑していました。
安岡さんも暑そうで「湿気が…」と観客の笑いを誘っていました。
黒沢さんの時には観客から「カレー食べたー?」という声が。
黒沢「うん、食べた」
観客「どうだったー!」
黒沢「まあまあだった」
観客「○×△■ー!」←聴き取れず
黒沢「…もういいだろう!(笑) いいこと言わせてくれ!(笑)」
そこまでお付き合いした黒沢さんもなかなか素晴らしい…笑
その“いいこと”ですが、デビュー直後に宮崎でイベントを行ったときに多数の観客が
来て「これで売れた!」と思ってから実際にブレイクするまでに時間が掛かった。
今、正直なところ「こんなもんでいいや」と思ったりすることもあるが、
お客さんからの温かい歓声や拍手を聴いていると「まだまだ頑張らないと!」と思う、
という内容でした。
次に進み出てきた北山さんに対し、客席から「陽ちゃーん!」という黄色い声が飛びます。
直後、「陽ちゃ〜ん♪」という男性のハイトーンも飛んで観客の爆笑を買っていました。
(もちろん、北山さんと入れ違いに下がっていった某御方の声です)
北山さんは「お客さんの湿気のおかげで喉の調子がよかった」と笑いを取ったあと、
「さっきの団扇もそうですけれど(みんなで煽いでくれたら涼しい、という件)
 ああいうのは一人ではできないですから。
 お客さんも、僕たちも、一つになれる時間が持てて本当によかったと思います」
と挨拶して下がりました。
リーダーからは
「12月から全国ツアー、今までのツアーよりも長いものをやります。
 それが僕らからの、ファンの皆さんに対する答えです」
その言葉に会場からは大きな拍手が送られました。
村上「僕たちが、それまでとは違う“風”に出会った曲を歌いたいと思います」
♪永遠に
 よく知られた曲だからでしょうか、自然発生的に拍手が起こりました。
 やはりキャナルコーラス部分が圧巻です。
 ブレイク後、幾度となく歌い続けているはずの曲なので、貫禄さえも感じられました。
曲終了後、次の曲のイントロが流れ始めます。
村上「この曲で最後です。ありがとうございました。(観客拍手) 『約束の季節』」
♪約束の季節
 夏イベントなのに結局一回も歌わなかったな、と思っていたら、
 最後の最後に持ってきたのですね。
 リードボーカルやコーラスメンバーが細かく変わっているあたり、やはりこの曲も
 ゴスペラーズにしか歌えない“ゴスプレー”なのでしょう。
 ブリッジ部分の「虹を架けて♪」の超ハイトーンも黒沢さんは難なくクリア。
 北山さんも調子がいいようで、リード部分を堂々と歌っていました。

歌い終わってバンドメンバー、ゴスメンバーが整列。
リーダーが一人一人紹介していきます。
紹介されたとき、黒沢さんは投げキッス、北山さんはリストバンドを客席に
投げ込んだようでした。
黒沢「どうもありがとうございましたー!」
野外会場で、しかもマイクオフでも充分声が響いていたあたり、さすがは声が生命の
アーティストですね。



スタンディングオベーションは止まず。
夜遅くなってきましたが、然程帰る人は目立っていません。
というか、ゴスペラーズが終わった直後からステージ上ではアンコールの準備を
しているし。
暫くして、ゴスメンバーが戻ってきます。
二本並んだギターを見て
「村上・酒井のセッションを…」
やりませんって。
しかしリーダー、ギターを手に取ろうとします。
安岡「ダメですっ! 人の楽器を勝手に触っちゃいけませんっ!(笑)」
冗談はさておき、
村上「このアンコールは、今日出演したアーティストみんなに対するアンコールだと
  思いますので、他の出演者の方もお呼びしたいと思います」
そう言ってDEPAPEPEと一青窈を呼び戻します。
「皆さん夜遅くまで残ってくれているわけですから! 取って置きのものを!」
会場からは大歓声。

村上・酒井はDEPAPEPEと以前同じイベントに参加したことがあるのだとか。
村上「黒塗りのグループ、ゴスペラッツで。
   そこでDEPAPEPEと会って、本当は他のイベントのことだから悪いんだけど
   『宮崎どうする?』って言ったら、すぐにギターを出してきて『じゃあ』って」
その時点でリーダーのDEPAPEPEに対する好感度がかなり上がったみたいです。
一青窈は言わずと知れた、ゴスペラーズの所属していたアカペラサークル
「Street Corner Symphony」の兄弟分サークルの出身です。
安岡「アカペラ人ですね(笑)」
リーダーがしきりに「一青窈“先生”」と言うので彼女は恐縮。
一青「とんでもないです。
   私がサークルに入ったきっかけは、先輩を見て…
   ゴスペラーズを見てだったんですよ?」
ゴス「え゛っ!?」
ゴスメンバーびっくり。
安岡「それ初めて聴いた!」
村上「そういうのをテレビで言ってくれないと!(笑)」
安岡「そういうの、俺ら全然ウェルカムよ?(笑)」
北山さんが笑って安岡さんにツッコミを入れていました。
アマチュア時代の話がもう一つ飛び出します。
実は以前DEPAPEPEがアルバイトをしていたライブハウスでゴスペラーズが
ライブをしたことがあるのだとか。
「そのときに村上さんに僕呼ばれて。
 しがないバイト(自分)とアーティスト(村上)ですよ?
 で、何かと思ったら『この辺で飲み屋ない?』って」
会場爆笑。
リーダーはまったく覚えていなかった様子。
村上「ちょっと待って! 俺が言った飲み屋というのがどういうものなのか…(笑)」
そんな怪しげなお店を聴いたりするのですか…?
酒井「自分で掘るなよ!(笑)」
安岡「今、折角ぼかしてくれたんだから!
   さっきの(一青窈の)話は出してほしいけれど、今のは出してほしくないでしょ?」
リーダー、とっても頷いています。
「普通の飲み屋でしたよ」というDEPAPEPEのコメントで一段落しました…。

イベントらしい話題で盛り上がりましたが、そろそろ肝心の歌に行きましょう。
村上「元々アカペラなんですが、DEPAPEPEがいますから。
   みんな知っている、有名な歌謡曲のカヴァーをやりたいと思います。
   途中で皆さんにも歌ってもらいますので!」
おっ! 久しぶりにやりますか、あの曲!

♪真赤な太陽
 DEPAPEPEのギター演奏付き。リード部分を一青窈が歌います。
 ワンコーラス終わったところでリーダーが進み出てきて
 村上「どうですかー!」
 観客「いえーい!」
 村上「Say Ho-!」
 観客「Ho-!」
 村上「コガネムシー!」←何でやねん。
 観客「コガネムシー!(笑)」
 コガネムシが余程気に入ったのか、リーダーはこの後何回も
 ニュアンスを変えた「コガネムシ」を観客に言わせていました。
 村上「ここからはDEPAPEPEの演奏と、酒井雄二のヒューマン・ビート・ボックスの
    競演をお楽しみください」
 DEPAPEPE・酒井のセッションタイム。
 酒井さんのドラム音やスクラッチ音とDEPAPEPEのノリノリのサウンドに、
 観客大盛り上がり。
 そしてお待ちかね、なりきりタイム。
 まずは「Woo♪Ah♪Oh〜〜〜〜♪」を会場全体に教えます。
 その後、会場の両サイド二箇所に違う音程のパートを増やします。
 最後、
 村上「私は一青窈さんに負けてないのよ!という女の子、
    俺は黒沢より声が高いぜ!という男性!」
 黒沢「いるだろうね(笑)」←多分いないと思います…。
 村上「このパートを歌ってください!」
 ここで一青、黒沢が「YeahYeahYeah〜♪」のパートを伝授。
 元々熱気(湿気?)ですごいことになっていた会場が、さらにヒートアップしました。
 どのアーティストのファンに関わらず、歌う歌う。
 DEPAPEPE、一青窈、ゴスペラーズ、そして観客の四者競演は大盛況でした。

打合せする時間がなく、この曲で競演できなかったケイタク、坂本梨奈もステージ上に
呼ばれ、それぞれから挨拶があります。
最後にリーダーからDEPAPEPEにお願い。
「あの『音楽祭!』ってやつ、もう一回やってくれない?
 それで締めるのは嫌かもしれないけど(笑)」
ゴスメンバーに煽られてもう一度。
DEPAPEPE「じゃあ皆さんいいですかー。カウントしたら『音楽祭!』ですよ。
     はいワン、ツー、ワンツースリー」
観客「Un音楽祭!」
ここで、どうしてもやりたかったらしいです。
村上「でも皆さんまだ甘い!」
DEPAPEPEの真似にステージも会場も爆笑。
村上「俺なんか、曲が止まった瞬間に『音楽祭!』って言えるもんね。
   止まった瞬間ですよ。と(音楽止まる)まった瞬間…音楽祭!」
遅いです。会場笑。
三度ほどやっていましたが、やっぱり遅れがちです。
村上「やっぱDEPAPEPEやって? 人のネタでは締められないわ(笑)」
というわけで、最後にもう一度。
DEDADEDE「ワン、ツー、ワンツースリー」
観客「Un音楽祭!」
はい、見事に締まりました。

これでイベントは終了。
黒沢「虫に気をつけてね(笑)」

アーティストたちは観客の拍手に送られて退場していきました。