〜NET THE GOSPELLRES SHOW〜

 

♪アカペラについて♪
安岡> <酒井> <黒沢> <村上> <北山

 

安岡> 2001年03月22日
♪THE GOSPELLERS SHOW〜♪
この番組は、インターネットを通じてゴスペラーズの最新情報を
お届けするプログラムですぅ。
こんにちは! ゴスペラーズの安岡優です!
 北:こんにちは!
…。
こんにちは! 安岡優です。
はい。えー、今回はですね、まあ「ひとり」というニューシングル、出まして、
アカペラの曲なので、まあ僕らもアカペラについてひとりずづ語っていこうと
思うんですが。
僕安岡がですね、いわゆるたった一人で歌うアカペラではなく、
まあグループでハーモニーをしながらやるアカペラ、
これを初めてやったのは高校三年生のとき。
えー僕はバンドのボーカルとしてですね、グループを組んでいたんですけども、
その中でまあ楽器を弾きながらコーラスをやるメンバーもいて、
三人で、三人でアカペラの曲をやりました。
その曲はですね、僕が二小節のコーラスパターンを書いて、それを二人が歌って、
それに僕が上でリードボーカルを歌うというですね、三人でやるオリジナルアカペラを
僕が作曲しまして。
えー非常に、今考えると小学生が考えるようなアカペラの歌なんですが、
それでも、なんかそこには感動がある。
初めて生まれたものにはやっぱり感動があるという、そんな曲です。
えー今それを歌うことはもうできませんっ。
…それでは!えー(笑)曲を聴いてもらいたいのですけれども。
ゴスペラーズ今までね、アルバムの中とかカップリングとか、
いろんなアカペラの曲がありますけど、えーその中で、僕が作詩した曲。
この曲はですね、あのー、ま、ひとつの曲に対して僕ひとりで三パターンの詩を書いて、
その中でいちばんいいのを選んでもらったという感じで。
いろんなこの曲に対して僕の中でイメージがあるんですけども、
皆さんはどんなイメージがあるでしょうか。
聴いてもらいましょう。これはアルバム、何枚目に入ってるのかなぁ。
えー…三…三枚目の「Mo' Beat」ですね。
「Mo' Beat」に入っております「カーテンコール」聴いてください。
安岡優でした。
(「カーテンコール」流れる)
酒井> 2001年03月29日
♪THE GOSPELLERS SHOW〜♪
この番組はインターネットを通じて
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こんにちは。ゴスペラーズの酒井雄二です。
えー、このインターネットラジオもですねー、
結構なんかこう、えー、定例化してまいりまして、えー言わば根付いてまいりまして、
えー、これあの、もっと頻繁に更新してもいいんじゃないかなーなんていうふうに
聞いてる立場からすると思うんですね。
僕もこう、しばしばつなげて聴いてたりして。
なんかこう「おっ、こういうのじゃんじゃんもっとあればいいのに」と思うんですけど、
こう言ってるのがやっぱりこう、「もっとやればいいのに」っていうのがこう、
やる側の人間にこうぎゅーっと矢印が帰ってくると、
自分の首が絞まると。いうことでございます。
 ゴ:はっはっは(笑)
あのー、あんまりこうね、「毎日更新♪」とかやるとこうね、
聴いてるほうも忙しないですよね。
 安:へっへっへっへ…(笑)
なんか、ちょうどいい塩梅のところってないもんでしょうかね。
やっぱりこう、ねえ、やっぱり毎日こうチェックしなきゃいけない、
義務感みたいなのでこう、聴くことになっちゃうとダメですよね。やっぱりね。
「あー聴き忘れた!」というところが何らかの不利になっちゃうようじゃいけないわけで。
 安:ふふふ…(笑)
こうまあ一週間弱更新ぐらいのですね(笑)緩やかな、今よりちょっとだけ
頻繁ぐらいなところに落ち着いてくれないかなと、思っております。
さて、今回のテーマは「アカペラ」ということですけれども、
アカペラって言うのはねー、やっぱり僕らの原点というか。
僕がよく使う例えとしては、「ゴスペラーズ」っていう音楽があると、
その音楽の真ん中部分に切り取り線がついていてそこに取っ手がついている。
その取っ手をくっと引っ張りますとえーとそこがぽこんと外れまして、
そこでポータブルになった「アカペラ」というものが取り出せると。
このようなふうに考えておりまして。
つまり、その音楽の中心部でありつつ、そのー、ファッション。ファッション。
サウンドという衣をね、ファッションとして着せてやったゴスペラーズの音楽。
その、えー、ま、核。コアですね。尾崎豊流に言うと。言わなくていいですね。
えー、そういうものだと僕は考えているわけでございますけれども。
えー、何しろですね、こう人間の声ばっかりですので、
えー、まあ、あの、いわば絵の具一色だけ使って絵を描くようなもんと言って、
思えばいいですかね。
「え? これって絵の具一色で描いてるんだ?信じられない」って
言わせられるかどうかというところが、まあ肝というか。
そんなふうに考えてもらうとわかるとおり、
やっぱりこれっていうのは、まあ、制約だらけのね、ある種制約だらけの音楽、
そこをいかに制約を、制限を感じさせないかという、そういうところが、
まあアカペラのね、あえてアカペラでやるというところの、
えー心意気になるというわけですね。
だからね、もうはっきり言って、あのー、なんて言うの、
こう、曲がよくなきゃいけないんですよね。
歌がよく歌えるのはともかくね、曲がよくないと。
もうなんか、オルゴールにしてもいい曲、ぐらいにね。
あのー、スーパーでかかっている
♪ピロリン、ピロピンポピポンポン♪みたいなああいうふうになっても。
今の何の曲かまったくわかりませんけれども。でまかせです(笑)
えー、ああいうふうになってまで、なおいい曲。
そういうふうな曲が、アカペラにしてもいい曲になる可能性を
たくさんはらんだ曲というふうに言えるんじゃないかと、思うんですけれども。
えー…えー、意外にそうでもないという部分もあるところが(笑)
非常に音楽の難しいところですね(笑)
歌がよすぎて、もう名曲というふうになっちゃうこともある。
こういうところがねー、ホントにね、やってらんない…いややりましょう! ねー。
ホントにやりがいのある仕事だなー。
黒沢> 2001年04月05日
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こんにちは。えー、黒沢薫ですけれども。
今回のテーマは「アカペラ」ということでですね。
あのね、アカペラっていうのはね、
高校三年生のときからね、あのーウチのリーダーの村上とやってるんでね、
もう、僕にとっては割とね、特別なものじゃないんですよね。
あのーリスナーの方はやっぱり「アカペラの曲だ」というんではっとしたりすることが
多いと思うんですけど。
あのーそもそもこう、音楽でいちばんパフォーマンスが多かったのがアカペラというね、
えーいちばん歌った曲はアカペラの曲が多いという、
非常に変わった人生を送っておりますのでですね、
どちらかと言ったらデビューしてからね、バックトラックや、えー楽器を、
入れたときのほうがね、新鮮だったりもしたんですけども。
ま、アカペラってのはあのー、非常に責任の重い音楽というかですね、
えー一人一人がですね、えー等分に責任を負っている音楽でですね、
えーコーラスがずれても、成立しないし、
リードボーカルが、熱情に任せてしまって歌いすぎて音程がずれても成立しない。
ベースボーカルが♪(ベースっぽく)ぶぇんべんべんべべべべんぁあ!♪とかって
リズムをずれても成立しないという、非常にこう、微妙なバランスの上に
成り立ってる音楽でですね。
まあ、そういうところが僕は、好きでもあり、面倒くせえなあと思うところでも
あるんですけれども。
えー、それでは、ゴスペラーズのアカペラの曲を、聴いていただきましょうかね。
これはですね、一枚目の「The Gospellers」に入っている曲なんですけれども、
カヴァーですねこれは。
スタイリスティックスのカヴァーで、えー、絶妙のバランス感覚がですね、
当時はあまりなかったかもしれない。でもそれはそれで、意外にいいなと、今は思える、
「Becha By Golly,Wow」という曲を聴いてください。
(「Becha By Golly,Wow」流れる)
村上> 2001年04月12日
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こんにちは。村上てつやです。
えー、今回のテーマは「アカペラ」ということで、
メンバーそれぞれにアカペラの曲をチョイスしていますけども、
私が選んだ曲はアルバム「二枚目」に収録されています「SMILE」(英語)。
「SMILE」(普通)。
「SMILE」!(飛んでる…)、という曲なんですけど。
えー、北山が、えー、作曲をして、作詩は、安岡がしております。
僕はまあ、リードボーカルを、これは歌ってるんですけども、
非常にあのー、ハードボイルドなタッチ。
なかなか最近のゴスペラーズはやっていない、曲調というか曲想といいますか。
えー、まあ、作った当時はこれはゴスペラーズ流の
ブルーズだと、ね、いうようなことを言っていましたけども、
非常にあのー、骨っぽいタッチで迫っているのでですね。
えー、どうしたと。
最近のゴスペラーズは甘い歌ばかり歌ってどうなんだと、思っている人には
えー、この曲をおすすめしたいと思います。
甘い曲ばっかり歌ってどうなのかっていうことについては、
えー、僕らのほうで判断させていただきたいなと思ってるんですけど。
 ゴ:…(笑)
どうなんだ?と思ってる方は「SMILE」および「Soul Man」あたりを
聴いていただけると楽しいかと思います。
それではゴスペラーズのアルバム「二枚目」より、「SMILE」聴いてください。
(「SMILE」流れる)
北山> 2001年04月19日
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こんにちは。ゴスペラーズの北山陽一です。はい。
最近ね、あのー、フレッツISDNにしたもんで、
たまに聴いてんですよね、このインターネットラジオ。
うん、なんか、いいっすね、こういうのね。
続けていきたいもののひとつで、続いてて嬉しいなと思っとる次第でございますが。
今回のテーマは「アカペラ」ということで。
アカペラね。あのー。
まああのー、あっちこっちの取材で言ったり言わなかったりしてるんですけど、
北山はあんまり歌というものが好きじゃなかった時代が長くてですね、
アカペラというものを歌っているTAKE6というグループに出会ってはじめて
「ああ、こういうアプローチだったら面白いかなあ」と思ってから
歌が面白いと思いはじめて、今ではいつの間にかプロになっていると。
今は歌は好きですけど。
という時期があったもんですから、あのー、アカペラというのは
僕にとって音楽的に非常に大きな転機を迎える、役割的に重要なものでして、
人生の中でもかなり大きなバイオリティーじゃなくて何て言ったらいいんですかね、
こう、かなり重要な役割を占めていると、言ってしまってもいいだろうと、
いうぐらいのもんでございますよ。はい。
北山陽一はアカペラと共にあり!って感じですかね。はい。
でー、まあ一曲聴いてもらうに当たりましては。そうですなあ。
デビューアルバムの最後の曲になってます「深呼吸」という曲を
聴いてもらうのがいいと思います。
というのは、僕が初めて書いた歌用のメロディー、歌うために作ったメロディー。
しかもアカペラ。
五人が歌うために、五人のメロディーを書いたのは初めてということで
(背後でなにやら歌声が…)
遠くからリーダーの歌声が近づいてきてますが(笑)
そんなことはあまり気にせずに、この放送を終わりたいと思います。
(背後でドアを開ける音)
おはようございます(笑)
 酒:今謝ってもダメだよ!
…(笑)
(安岡ら背後で大爆笑。村上平謝りらしい)
というわけで。
お疲れ様でした。ありがとうございました。
(「深呼吸」流れる)