〜On・On・On〜   

 

<死んでもいい♪>

※この文章中、「ハンドマイク」というのは運動会などでよく使用する
 携帯用スピーカーを指します。コードレスマイクじゃないですよ(笑)

 

ミッチーこと及川光博のイベントが行われている。
黄色い声援の中、男性の声で「ミッチー!」
及川が振り返ると、背後の建物、東海ラジオの上階でハンドマイク片手に手を振る五人組。
及川:誰だ君たち!名を名乗れ!
五人:ゴスペラーズでぇす!
及川:ゴスペラーズ…?
   じゃあゴスペラーズの諸君、そんな高いところから見下ろさずに
   ちゃんと正々堂々と降りてきて…一緒に踊ろう!
ゴス:ミッチー!(ハンドマイクを持ってみんな一斉に)
会場:(誰?と会場騒然)
及川:誰だ!
ゴス:ゴスペラーズでぇす!(手を振る)
及川:(聴こえなかったらしい)誰だ君たち!名を名乗れ!
ゴス:ゴスペラーズでぇす!
及川:ゴスペラーズ…?
会場:(大歓声)
及川:じゃあゴスペラーズの諸君!
安岡:うん!
及川:そんな高いところから見下ろさずにちゃんと正々堂々と降りてきて…
村上:やろう!
安岡:いいよ! 今すぐ降りていくから!
及川:来い! 来やがれ!
北山:(指差して)待ってろよ!
(雨模様。傘を差しながら建物を降りて及川のいる場所へ。
 途中、音合わせをし、近くまでやってくると…)
村上:1、2、3!
ゴス:Du duru duru Du duru duru〜♪
(ハンドマイクで「侍ゴスペラーズ」をハモる五人(笑) 観客大喜び。
 及川のところに到着。安岡、村上が及川とハイタッチを交わす)
及川:君たち、このミッチロリンワールド、
安岡:すごいねー!
及川:かぐわしい香りのするベイベーたちの園へ来たね。
村上:どうもこんにちは!
ゴス:ゴスペラーズでぇす!
会場:いえーい!
及川:僕ミッチー!
会場:いえーーい!
村上:求めすぎちゃってる僕!
会場:(笑)
及川:というわけでゴスペラーズの諸君!
安岡:はい!
(ゴスペラーズ、全員傘を置く)
及川:僕はみんなの、諸君の名前をちゃんと知らないから、自己紹介。
安岡:あ。そうだね?
及川:礼儀が大事だろう、礼儀が!
安岡:はい。ヤングライオンの安岡優です! <ヤングライオン 安岡優>
会場:いえーい!
及川:はい。(と次を促す)
黒沢:料理長の黒沢カオルでーす! <料理長 黒沢カオル>
会場:いえーい!
及川:はい。
酒井:えー、酒井です。よろしくお願いしまーす。 <←酒井雄二>
   (安岡さんの影に隠れてよく映っていないため、画面では矢印つきで紹介(笑))
会場:いえーい!
北山:(低音で)ベースボーカルの北山陽一です。 <ベースボーカル 北山陽一>
会場:いえーい!(拍手&黄色い声)
村上:(わざと低音で)えー、そしてダブルベースボーカルの村上です。
   よろしくお願いします。 <ダブルベースボーカル 村上てつや>
会場:(笑)
及川:僕は天才パフォーマーのミッチーです(笑)
会場:いえーーい!
及川:さっき(ダンスが)二曲目に突入して、これが完璧な仕上がりなんだよ。
安岡:ウソ!
及川:だからゴスペラーズのベイベー…ベイベーじゃねえや(笑)
全員:(爆笑)
安岡:俺らも、ベイベー?(笑)
及川:だからゴスペラーズの諸君も、ダンスに参加してみないか?
安岡:うわおっ!
黒沢:うわお!
会場:(大歓声)
及川:ね、そうしよう。
   (会場に)はいみんな、さっきの列に並ぶ!
会場:はーい!
(会場、一斉に動き出す)
安岡:何だ!?
北山:(爆笑)
黒沢:すげー!
安岡:躾があるのか…。
黒沢:なんかめちゃくちゃ整理されてるぞ、おい(笑)
安岡:「前へならえ」とかしてるぞ!あいつらとか(笑)
黒沢:あ、すげー!
安岡:何前へならえしてんだよ(笑)
(一緒にダンスをすることになったゴスペラーズ。それぞれ会場の中に配置されている)
及川:さあいくよ。「死んでも」?
会場:いいーっ!(片手を突き上げてジャンプ)
安岡:(最前列できょろきょろ。ワンテンポ遅れで)いいーっ!(ぴょん♪)
会場:(爆笑)
安岡:わかんないぞぉ!?(笑)
(音楽が流れ始める。会場、飛び跳ねながら手拍子)
安岡:わかんないぞ? わかんないぞ?(周囲を見回しながら跳ねている)
酒井:(ハンドマイク片手にダンス)
村上:(すっかりノリノリ。嬉しそう)
安岡:(きょろきょろ)
黒沢:(マイクを持ったまま周囲の真似)
北山:(よくわからないままステップを踏んでいる)
酒井:(両手を広げてダンス)
北山:わからんーーー!
及川:(ゴスを指差して)面白いな…。面白すぎる……(笑)
及川:OKどうもありがとうー! ラブーー!
会場:いえーーい!
安岡:らぶーー♪
及川:ラブラブ。どうもありがとう!
会場:ありがとう!
及川:こちらこそどうもありがとう。(手を振る)
   じゃあ僕は帰るから。
村上:い!? 何だよ!?
及川:あとはゴスペラーズの諸君が…(ゴスペラーズの前を通って帰ろうとする)
村上:わはは!ちょっと!(止める)
会場:ミッチーーー!
及川:(笑って立ち止まる)
安岡:ミッチー随分だな!
黒沢:随分だなー。
村上:俺ら、なんかさ、なんか滅多に感じないんだけど、すげージェラシー感じるね(笑)
   これだけミッチーミッチー目の前で…
会場:(一斉に手を振る)
及川:何だ何だ。どういうことだ、じゃあ。
   あなたたちの催し物ってものがあるのかい?
安岡:僕らはね、やっぱり歌を歌わないとダメだからね。
会場:きゃー!(拍手)
黒沢:今日はね、ミッチーに歌を贈ろうかなと。
安岡:そう!
黒沢:On・On・On仲間(共にこの番組のレギュラーなのです)として。
安岡:ミッチーのダンスにぴったりのね、ノリノリのやつを用意したから。
   一緒に踊ってよ。
及川:僕に歌を?
安岡:そう。そうだよ。
及川:…初めてだよ、そんなの。
会場:(笑)
及川:どきどきする。
安岡:よぉし!
及川:じゃあみんなも、ゴスペラーズが僕に捧げてくれる歌を、みんなで一緒に聴こう!
会場:きゃーーー!
<Song for you  真っ赤な太陽>
(ゴスペラーズ、「真っ赤な太陽」を歌い出す。感激の表情の及川。
 途中から曲に合わせて踊り出す。
 ゴスペラーズも、最後のほうではコーラスパートを
 「ミッチーミッチー、ミッチー♪」と歌って大サービス)
会場:(拍手喝采)
及川:ありがとう! ありがとう!
   (会場に)みんなありがとう!
会場:(拍手)
及川:あー、楽しかったねー。

 

(浩's eye)
異色の取り合わせ?
爆笑もののダンスシーンをご覧いただけないのが残念。
ゴスペラーズ、特に安岡さんは会場の一般人の中に溶け込んでいました(笑)
1997年3月放送分。