〜MUSIC EDGE〜  

 

※以下、U=U.K.(パーソナリティー) ジ=ジョンさん(パーソナリティー)
 ナ=ナレーション、ス=スタッフ。
 【】は字幕、“”内の発言はVTRを見ながらの発言です。


<MEMORY EDGE 〜有名人編〜> 2003年11月11日

“ジ:「有名人」って…(笑)”
U:あなたの、恋にまつわる思い出の曲を聴かせてください。
  今日はここ、茶屋町からスタートです!
【茶屋町】
ナ:今日のリサーチ場所は、毎日放送ビルが聳え立つ茶屋町。   
  有名人の出没率が高いため、ターゲットはもちろん有名人です。
【有名人に会うことが出来るのか!?】
U:外タレ? ウィル・スミスですよ!?
“ジ:おおウソ!?”
“U:ほら。”
【外国人タレント!?】
(黒人男性が映る)
“ジ:カール・ルイスやん!”
“ス:(爆笑)”
ナ:早くも外タレ発見か!?
(英語で会話する外国人とU.K.)
U:あなたは有名人ですか?
外:NO!(笑)
“ジ:カールや、カール!”
U:日本で何をしているんですか?
外:合気道を習ってます。(を英語で)
U:合気道!?
(技をかけられるU.K.)
U:アイテテテ!
“ジ:痛たたた!”
U:痛いなもうー!(本気で怒るU.K.)
(外国人、行ってしまう)
U:ウィル・スミスじゃなく、合気道の選手でした。はい。
  ヘンな技かけられました。
(痛そう)
U:クレイジー・ケン・バンドのケンさん?
“ジ:お!?”
【?】
(U.K.の指したところから謎の水色の車が走り去る)
U:ああ…。
【行ってしまった】
“ジ:行ってもーた”
【リサーチを続けるU.K.】
ナ:必死にリサーチを続けるU.K.に、怪しい車は何台も見つかるが、有名人発見に至らず。
  が!?                                    
【怪しい車発見!?】
(大きな車がやってくる)
U:えっ!? バンが来ましたよ?
(U.K.、車に近づく)
U:あれ!? 知ってる人乗ってるやん。
(ウインドウが開く)
【キューンレコード 坂本和則さん】
坂:おはようございます。
U:おはようございます。…なんでいるんですか?
坂:今日、アーティストのキャンペーンで。
“ジ:おー。”
【Ki/oon Recordsのプロモーターに遭遇!】
ナ:なんと、U.K.侍(コーナー名)でもおなじみキューンレコードのプロモーターに遭遇!
“ジ:このおにーちゃんによう会うねんけどな。よう無視されるわ”※
“U:えぇ?”
 (※ジョンさんは番組内でも一切顔を映されない
   (上からか後ろ姿、もしくは着ぐるみ着て顔を隠しています)ので
   もっちゃんがジョンさんを知らなくても当然かと思います。)
【Ki/oon Records主要アーティスト
 ゴスペラーズ ラルクアンシエル FLOW 電気グルーブ
 YO-KING ACO PUSHIM ASIAN KUNG-FU GENERATION】
ナ:キャンペーン回り中ということは、             
  一緒に乗っているKi/oon Record所属アーティストは一体誰!?
U:アーティスト誰ですか?誰ですか?
坂:やめてください…。(手で遮る)
北:(笑い声)
U:いや、やめてくださいて…声ぐらい掛けさせてくださいよ。
(U.K.車を覗き込む。)
U:うわーー!
(思わず後じさり。車を指差して)
U:うわーいたーー! 本物やぁーー!(興奮状態)
ナ:U.K.が発見した有名人たちとは!?
(U.K.、坂本の制止を振り切ってドアを開ける)
U:どうもはじめましてー。
ゴ:はじめましてー。
坂:「MUSIC EDGE」という番組のDJのU.K.さんです。
U:ほんもんやぁ…(素人状態?)
  あ、U.K.です。はじめまして。よろしくお願いします。(ぺこり)
ゴ:はじめまして(ぺこり)。
坂:ゴスペラーズですけど…。(と紹介)
U:見てわかりますよーもう。ゴスペラーズ。
“ジ:「ですけど」ってアイツ何や? 「ですけど」って”
ナ:車に乗っていたのは、日本のヒットチャートを賑わす
  スーパーヴォーカルグループ、ゴスペラーズ。   
  ホント、びっくりです。             
“ジ:結構地味な車に乗ってはんねんなぁ”
ゴ:知ってるの?
坂:仕事で付き合ってるんですけど、あんまり普段は…
U:いやいや、何でぇ何でぇ! ものすごい仲いい!僕ら。
坂:はい…
ゴ:(笑)
U:はいって…何でそんな流すの!(笑)
  (ゴスペラーズに)あのー、もしよかったら一言いただけませんか?
坂:聴いてない…。
U:いやいや、ホントひとことでいいので!
黒:なになに、何話すの?
U:ちょっと、いろんな思い出の歌を聴いていこうかなと…
安:ああ。じゃあ…(と村上を見る)
村:(頷く)
安:じゃあ、ちょびっとだけ。
U:マジでですか!?
“ジ:ええのかいな!?”
U:うわーーー!(拍手・大喜び)
【OK!!】
ナ:なんと交渉成立!                        
   というわけで、場所を市内の某ビルの屋上に移して今回は特別に…。
【Memory Edge 〜ゴスペラーズ編〜】
U:(案内しながら)Memory Chairといいます。
黒:Memory Chair。
【〜Memory Edgeとは〜
 Memory Chairに座り失恋、恋愛にまつわる思い出の曲とエピソードを
 話してもらうコーナーである。】
ナ:まずはこの方から。
【GOSPELLERS ハイトーン・ヴォイス 黒沢薫さん】
U:失恋にまつわる思い出の曲、もしくは恋にまつわる思い出の曲。
黒:失恋…っつーのはね、実はね、あんまり曲の思い出がないんですよ。
  失恋したときにあんまり曲を聴いて盛り上がるということがなくて。
  それより自分が恋しているときとか。
U:うん。
黒:最近ね、サークル時代にね、一緒にグループ組んでた奴
  (オリジナルメンバーの内ヶ崎氏)が結婚しまして。
  そいつが実はプロになる前にね、「この曲いいんだよ、大好きなんだよ」って
  言ってた曲が、僕が恋愛中のバックグラウンドミュージックというか
  テーマ音楽でもあったんですけど。
U:何ていう…?
黒:スティービー・ワンダーのね、「YOU AND I」という曲なんですけど。
U:はい!
(「YOU AND I」流れる)
“ジ:これいい歌や”
黒:歌詞も「二人だったら世界も征服できるよ」。
  それぐらい二人は結びついている強く、っていう、それがすごく好きで。
  彼も好きだったなぁって。
  この前結婚式に出て、すごく思い出しました。
(「YOU AND I」流れている)
黒:ワンコーラス目ツーコーラス目はずっとこう、低ーいところ行くんですよ。
  スティービー・ワンダーはハイテナーが魅力なんですけど。
  最後の最後のサビで転調してですね、「In my mind〜♪」って
  急にかーっとあがるんですよ。
  抑えて抑えて、最後に激情が溢るというかね。
U:はぁー(感嘆)
(「YOU AND I」流れている)
“ジ:(サビが)来た来た来た!”
(「YOU AND I」サビ部分流れる)
ナ:スティービー・ワンダーへの熱い思いを語ってくれた黒沢さん。          
  と、ここでひとつワンフレーズだけでも歌っていただけないかとお願いしてみたら…?
【歌っていただけないかとお願いしてみると…】
“ジ:んんっ!?”
黒:(「YOU AND I」サビ部分歌いだす)
“ジ:歌うんかい!”
黒:(歌い終わる)てな感じですかね。
U:すっごい…(めろめろ。声が裏返っている)
  (拍手)
黒:こんな感じですね。
U:恋愛しているときとかも女性の前で歌われたりとかもするんですか?
黒:あー…たまにね。
“ジ:歌うね(笑)”
“ス:(笑)”
黒:でもね、恋愛中とか関係なく、僕ね、
  生きているといっぱい歌を歌ってるらしいんですよ。
U:ははは。
黒:普通に歩きながらずーっと歌ってるみたいで、うるさいと。メンバーからは。
U:うるさいって…
“ジ:煙たがられてるんや(笑)”
黒:メンバーからは怒られてます。歌いすぎだと。
U:(笑) どこでも歌ってるんだ(笑)”
黒:黒ぽんもっと出し惜しめと。
U:出し惜しめと(笑)
黒:よく言われています。
【(「YOU AND I」以上の恋のテーマ曲はないです】
ナ:Memory Edgeゴスペラーズ編、続いてはやはりこの方。
【GOSPELLERS ソウル・ヴォイス 村上てつやさん】
村:昔振られた女の子と、両方好きだったのがねー、結構可愛い系ですかね。
U:可愛い系…(笑)
村:森高千里ね。
U:えっ!?
村:森高とか二人で聴いちゃったりするような人だから…
“ジ:(爆笑)”
U:ちょっ…(動揺)…村上さん?
村:昔よ!
U:はいはい!(笑)
村:学生の頃よ!
U:はい。
村:森高の「夏の日」という曲とかあって。
(「夏の日」ビデオ流れる)
“ジ:これプロモーションビデオです。”
村:「あなたに会って変わった私♪」とかね、そういうなんか、ちょっとしたところが。
  ああ恋愛って、自分がその子に出会って、例えば今までそういう言葉照れくさくて
  言えなかったなーっていうことが言えるようになるとか、変わってしまうみたいな、
  自然にね、自然に自分が変わっていくみたいなことが醍醐味だと思うんだけど。
U:うんうん。
(「夏の日」流れている)
村:伊豆に旅行に行ったときの、こう…。
U:ふたり?
村:そうそう。学生でね、伊豆に行くのも結構頑張って行くじゃないですか。
  温泉行ったり。
U:行ったときに。
村:行ったときのことを想像…ちょうどこう、この歌もそういう、
  ちっちゃな舟が島と島の間を渡ってくよ、みたいな歌詞の歌なんで。
  だぶる思い出の曲としてあるんですよね。
U:はい。
村:なんかこう、振られたその子のことを考えるときはその曲が出てきちゃうんですよね。
(「夏の日」流れている)
U:ちなみにその彼女とはどうして別れてしまわれたんですか?
村:いやいや、やっぱり忙しいというのが原因ですけど。表向きはね。
  でもあれでしょう、僕の愛情足らずでしょう。最終的な理由は。
U:そうっすかぁ。そうっすかぁ。
村:長く付き合ったんですけどね。
U:大体何年?
村:8年とか。
U:8年!?
村:デビュー前からずっと生で俺を見てきてるから、つらかったのかもしれませんね。
  ホントになんていうのかな、昼飯エンジェルパイとか食ってる、
  150円くらいで昼飯済まそう見たいな頃の俺から知ってるわけじゃないですか。
  テレビ出て歌番組出て歌ってる俺まで。
  そういうの全部見て知ってるとやりきれなくもなるんじゃないですかね。
  どっちかにしてよ、みたいな。
  何がホントなのかわからなくなるんじゃないですかね。付き合ってるほうも。
U:村上さんとしては、8年間付き合って彼女にそう告げられたときに
  どう反応したというか、受け入れましたか?
村:いやあ、自信があったりして、そんなこと言ってるけれども、ちょっと期間を置いて、
  また俺のほうからすっと行けば戻るんじゃないかなぐらいに思っていて。
U:はあ。
村:で、一ヶ月ぐらい俺の中でためて、また会いに行ったんですよ。
  そしたら「二週間遅い」とか言われました(笑)
【恋は人を変える これが恋愛の醍醐味です】
“ジ:タイミングってあんねんな。”
【GOSPELLERS スウィート・ヴォイス 安岡優さん】
安:二十歳ぐらいのときですね、94年の曲だから。
  あのー、ミッシェルガン・エレファントの「世界の終わり」っていう歌が
  あるじゃないですか。
U:ありますね、はい。
(「世界の終わり」流れる)
“ジ:エラいところに行ったな”
安:やっぱりひとつ恋愛が終わるときって、すごく大げさなんだけど、
  ひとつ世界が終わるような感じがするじゃないですか。
U:なるほど。
安:全部納得して受け入れたんだけど、やっぱり人間だから頭でわかってても
  割り切れないところがあるじゃないですか。
  その割り切れないところを曲の中の強い言葉に託して、
  いろんなものを整理していったというか。
【力強い曲に勇気をもらいました】
【GOSPELLERS クリア・ヴォイス 酒井雄二さん】
酒:高校生ぐらいのときの失恋がいちばん残りましたね。心にね。
  その当時って言うと、バンドブームなんですね。
  バンドブームっていうと、やっぱり僕の中ではフライング・キッズなんですね。
U:おー。フライングキッズ! おお!
酒:象徴的なバンドですよ。あの頃のね。
U:その中でも、この曲!ってありますか?
酒:やっぱり「幸せであるように」。
【「幸せであるように」流れる】
酒:軽い中島みゆきさん効果っていうんですかね。
  どん底にいる人間がどっぷり浸って開放、爆発できるような効果が
  あったような気がしますね。
【悲しい時には悲しい曲を聴くべし】
【GOSPELLERS ロー・ヴォイス 北山陽一さん】
北:やっぱり失恋したあと、楽しかったあの思い出が
  逆に今辛いなってあるじゃないですか。そういうのはありますね。
  オリジナル・ラブの「朝日の当たる道」。
U:はい!
“ジ:さわかやかね”
(「朝日の当たる道」流れる)
北:「消え始めた星を引き連れて走るハイウェイ」っていう
  二番の歌詞がそういうのあって。
  ドライブにかなり合うじゃないですか。
  まさに明け方になってたんですよ。
U:そのとき。二人でいたとき。
北:そうそう。
  「ああ今、星引き連れて走ってんだ俺」とか思っちゃって(笑)
U:はー。
北:アホやなみたいな(笑)
U:いやいや、でもすごいリンクしたんでしょうね、その状況と。
北:でそれで「リンクしてるね」って言おうと思って相手の顔を見ると
  「リンクしてるよね」って目でこっちを見てる気がするわけですよ(笑)
U:うわー、わかるわぁ、うん!(笑)
【その後一方的にフラれました】
“ジ:フラれたんかいっ! 勘違いや!”
(「新大阪」のプロモーションビデオ流れ始める)
【GOSPELLERS New Single「新大阪」】
 ナ:熱い思いをたくさん語ってくれたゴスペラーズの五人。
   そんな彼らの新曲「新大阪」。
【リーダー・村上てつやが実際に最終の新大阪の新幹線ホームで
 別れを惜しむカップルを見て「書かずにはいられない」と作詞・作曲し
 完成した超極上バラード】
ナ:最終の新幹線のホームで離れ離れになる遠距離恋愛のカップルを題材にした
   この曲は、実際にリーダー村上が仕事帰りに新大阪駅で目にした    
   切ない光景にインスパイアされてできた究極のバラードソングとのこと。
【新曲「新大阪」について】
村:この二人の恋愛はどうなるんだろうと。このあと。
  いろんなパターンもありましたけど。
  お互いお互いの場面頑張ろうとか。自分の持ち場を崩さずにとか。
  でもその、歌だから。今から僕らが歌うのは歌なんだから。
  もっとスーパーロマンティックでもいいんじゃないかと。
  なんだろうと。
  自分の今いる現場なんかうっちゃって、自分の好きな人のところに
  行っちゃえばいいみたいな。
  「本当の恋ってなんだろう」って問いかけて、
  「それはとにかく君の傍にいることだ」と思いっきり歌っちゃう、みたいな。
(「新大阪」プロモーションビデオ流れている)
【GOSPELLERS「新大阪」あなたの思い出の曲になるかも…】
ナ:ゴスペラーズ「新大阪」、あなたの思い出の曲になるかもしれません。