〜ミーハーレポート〜
<ゴスペラーズ坂ツアー2004“号泣”> 2004年08月17日 周南市文化会館 一般発売開始時には大阪公演のみがターゲットで、 実はこの公演は眼中になかったのです。 大阪が取れて一安心、他の公演チケットの売れ行きをなんとなく 見て回っているときに、この周南公演のチケットが残っていることを発見。 周南ってどこ? ウチから遠い? 調べてみると徳山なんですね。特急と新幹線を乗り継いで五時間弱。 …行く? 行ってみる? 一人で。 発見してから時間が経っていたので、先客がいて入手できなければそれでもいいや〜と ダメ元で申し込んだらあっさり取れました。 お盆直後ですしね。都会からも遠いし。 というわけで大成浩、山口県初遠征の巻です。 ○晴れ男伝説破れる 朝から雨ですよ、おにーさま方。 ゴスペラーズのライブは雨が降らないという伝説は、 今回はあくまで伝説に終わりました。 が、私に限って言えば、会場への行き帰りは雨に祟られませんでしたので 晴れ男伝説健在、と言えるのかしら??? ちなみに私が会場に到着した後、外は大雨になりました。 ○ダブルブッキング!? 最寄駅から特急に乗り込み、いざ本当の恋…じゃない、新大阪へ。 指定席の座席は…?と見てみると、その付近は家族連れに占められていました。!? 家族なら大体座席は固まっていますよね。じゃあ私の座席はいずこ?? 念のために切符を確認してもらいました。 「あら、配給ミスですかね?」とお母さん。ひえぇ、そんなのアリですかっっっ。 と、横から見ていた息子さんが言いました。 「ちゃう(違う)やん、ウチらD席じゃなくてA席やで」 …ひとつずれていたんですね。びっくりしたー。 こうして無事に座れましたとさ。ちゃんちゃん。(終わり?) ○めずらしいのね 到着して、予約しておいたホテルにチェックイン。 インターネット予約の際、名前のみで住所等の個人情報は 一切記入していなかったのです。 本名を告げると言われちゃいました。 「どちらの方ですか? めずらしいお名前ですね」 全国各地からの数々の宿泊客の名前を見てきたであろうホテルマンさんに 言われるのだから、私の苗字、余程めずらしいみたいです。 本名がめずらしいからこそ、ハンドルネームぐらいは 簡単にしようということで「ひろ」。 で、それが他の人とかぶりやすいから苗字もどきをつけて「おおなるひろ」、 それを漢字にして「大成浩」…。 今やハンドルネームさえ読みにくい私。 本末転倒じゃん、と思ったり思わなかったり。 もっとも、漢字で書くとハンドルネームのほうがはるかに簡単なので 便利だったりします。 ○ちょっとしたゴスマニア? ホテルに荷物を預けて街を歩いてみました。 徳山の感想。「何もない」。(地元の方、ゴメンナサイ) 新幹線の発着駅だから、駅前にデパートや百貨店が建ち並んでいる姿を 想像していたのです。 実際には商店街でした。 その中に一軒だけ百貨店を見つけて入店。 某カジュアルブランド服店の店員さんとちょっと話をしました。 ゴスペラーズのコンサートでここへ、と言うと 「(ゴスペラーズが)ここへ来てるんですね」と嬉しそう。 聴くと、その方は以前彼らがストリートライブをしていたのに遭遇したことが あるのだそうです。 一人旅の途中、こんなところでゴスペラーズの話ができるとは。 かなり楽しませてもらいました。 ○気付いてよかった… ふと嫌な予感がしてチケットを確認しました。 !? インターネットの地図で下調べしてきた会場と、コンサート会場の位置が 別でした。(大馬鹿者) 周南市民館と周南市文化会館があるんですよ。 調べてきたのは前者、コンサート会場が後者だということに、 開場一時間半前に気付きました。 どこよ!文化会館って!? 一瞬パニック。 もしかして旧新南陽市のほうじゃないだろうね? だったらまた電車に乗らなきゃいけないかもよ? いやいや、最初に会館を検索したときにはたしかに最寄駅は「徳山」と書いていたぞ。 ここで一度冷静に駅まで戻りました。 こんなときには…iモードがあるじゃないか! 某地図検索サイトと勘を頼りに(大雑把な地図である上に複数ページに渡っていたので) 歩くこと20分、無事目的地に到着しました。 自分も捨てたものじゃないなぁ。少々失敗しても何とかなる。 そう自信がついた一件でした。(根拠なさすぎる大きな勘違い) こういう場合は駅に戻るのがいちばん間違いないですね。 観光案内板もあればバスもあるし、最悪の場合でもタクシーを拾えば 何とかなるわけだから。 ○か、可愛い… ライブの話はレポートに書いているので省略します。 ひとつだけ。「Vol.」の黒沢さんのダンスがあまりにも可愛すぎ…。 他のメンバーのダンスと違うんですよ。 ダンスとしては間違いなのかもしれません。わかんないけれど。 だけどその振りが最高に可愛いのです。 もしかしたら、だからそのまま修正せずに放っているのかなぁ、などと思ったりして。 彼だけは昔からあのダンスみたいなので。(過去の映像より) 三十路を過ぎようがどうであろうが、やっぱりあのダンスは可愛いの一言に尽きます。 …禁句連発ゴメンナサイ。でも黒沢さん可愛いんだもの。(また禁句) ○ゴスマニアと遭遇! ライブ翌日、チェックアウトすべくエレベーター前へ行くと、 同じように旅行バッグを抱えた女性二人がいらっしゃいました。 「おはようございます」と挨拶を交わし、一緒にエレベーターに乗り込むと 「もしかしてゴスペラーズのライブですか?」 「はい」 …って、おぉ? この方々とは実は朝食時に顔を合わせていまして 「お盆過ぎのこの時期に一人で旅行しているんだから、絶対ゴスだよね」と 二人でお話されていたんだとか。 (そのとき私は前日のライブの内容を思い出すべくメモ用紙と格闘中でした) 同じホテルにゴスマニアがいたとは!と話が盛り上がり、 駅までお供させていただきました。 お二人は40代中心のゴスペラーズファンサイトでお知り合いになったとのこと。 URLを教えていただき、私もちょこちょこお邪魔しています。 「ゴスペラーズ」という共通語さえあれば年齢は関係ないですね。 いい出会いでした。 ○広島再上陸 前回、ファンの集いのときに回りそびれた広島市内を探索すべく、再上陸しました。 とりあえず平和記念公園はもう一度訪れてみよう。 そういえば前回宿泊したホテルが広島駅の近くだったのです。 そして前回のライブ会場が記念公園の近く。 どれくらいの距離なのか、しっかり計ってみましょー。 結果。私の歩く速度(人に言わせればかなり速いらしいです)で40分かかりました。 そりゃあ前回、会場からホテルまで全力疾走したら貧血も起こしますわ。 かなり納得しました。ははは…。 ○原爆資料館 本当は入りたくなかったのです。 小学生の頃、夏になると決まって学校の階段の壁に原爆パネルが貼り出されまして。 墨になった死体や火傷の跡、壁に焼きつけられた人の影などを見、 恐怖にうなされた記憶が未だに残っています。 でも、表から覗いてみると、外国人客が結構入っているんですよ。 外国人が入っているのに日本人の私が入らないでどうする。(意味不明) 閲覧してきましたが、やはり一部どうしても近づけないところがありました。 その傍では「怖い〜」と泣いている小学生ぐらいの子ども。 私もこの子と同レベルだなぁと苦笑しながら出てきました。 表に出れば曇り空も明るくなり、光が射しはじめていました。 「過ちは繰り返しませんから」 犠牲となった方々に捧げられた言葉。 未来にも明るい光が射していることを願ってやみません。 今回はこんな感じでした。