〜ライブレポート〜
<ゴスペラーズ坂ツアー2004“号泣”> 2004年08月17日 周南市文化会館 曲内容やライブ中の劇は前半戦とあまり変更ありませんので、 そちらを参考にしていただければ。 というわけで今回はMCを中心にレポート。 ただし順番がめちゃめちゃなのと、会場内の音響の関係で 聴きとれなかった部分もあります。 そしてこのライブの数日前にアテネ五輪で日本が体操団体の金メダルを取ったことを 特筆しておきます。 今回は何故だか荷物チェックがありませんでした。 座席に着くと、チラシがいろいろと挟まれていました。 その中には、10周年記念アルバムへの曲投票はがきも。 ちなみにこのはがき、選曲数は三曲でした。インターネットは10曲なのに、あら? エピソード等も書くようになっていたので、スペースの関係だとは思いますが。 では、ライブに移りませう。 「Ladies & Gentlemen---!」 ♪シアトリカル 北山陽一絶好調。体操ニッポンか?と思うぐらいに跳ねる、飛ぶ。 黒沢さんが、今日は高音を出しにくそうだな〜と少し心配。 ♪You are my girl 「くちづける♪」の振りが指差しではなく投げキッスに替わっていました。 今回の“おててタッチ”は黒沢さん。 しゃがみ込んで、前のほうのお客さん三人ほどと握手していました。(羨ましい…) ♪Get me on 相変わらずのセクシーダンス。 めずらしい(ゴメンナサイ)黒沢さんの激しいターンに目を奪われました。 「こんばんは!ゴスペラーズでぇす!」 「徳山と言いたくなるけど周南! 初めて来させていただきました!」 #周南市は徳山市や新南陽市が合併して誕生した市なのです。 ゴスペラーズが山口県にやってくるのも実はまだ二回目なんだとか。 「結構男性もいますね?」 「子ども連れの方も多いですね」 「まあ、バラエティーに富んだ客席でございますけど(笑)」 今回は「Dressed up to the Nines」を引っさげてのツアー。 このタイトルは「ばっちり決める」という意味があるんだよ、と説明しておいてから 安岡「(セクシーボイスで)どうです、ばっちり決まってますか?」 と背広をひらり。 「慣れてないことを」とメンバーが苦笑していました。 村上「○○(デパート名)の処分セールの宣伝みたいだったね」 なんだか話があらぬ方向へ…。 安岡「今回のこの衣装はね、全部黒沢さんがコーディネートしたものです」 会場拍手。 安岡「グッズも全部黒沢さんが監修したものなんですよ」 黒沢「皆さん、帰りに売り場覗いてください〜(笑)」 安岡「売れないと黒沢さんのお給料が減らされます!」 黒沢「現物支給?(笑)」 会場爆笑。 安岡「次のツアーの衣装が半袖になっちゃったりします!」 黒沢「ウチ、そんな事務所だったっけ?(笑)」 #ここでリーダーが「経費減らせ!」みたいなことを言って「批判すんな!」と #メンバーに苦笑されていましたが、聞き取りにくかったので不確かです。 というわけで、そろそろ歌に…行くためにひとこと言わなきゃいけないわけですが。 安岡「…(沈黙)こんな素敵な夜にぴったりの曲を。何でしょう?今の間は…苦笑」 ♪Yes,No,Yes... バックボーカルが歌っている間、安岡さんがずっとセクシーな吐息を 入れたりしていました。 が、途中何かミョーな音が入ったような…? この理由は後に明らかに…(続く) ♪Tシャツに口紅 やはり黒沢さん、今回は高音コーラスが少し苦しそうです。心配。 代わりに、やや低めのリード部分等はばっちり聴かせてくれました。 ♪アンジュナ 何度聴いても泣ける曲。 酒井さんのリード部分「あなたを〜♪」に少しフェイクがかかっていて、 それがまた哀しい。 最後の黒沢さんのフェイクになると、もう号泣です。 よく見るとリードボーカル以外には、一歩下がったり横を向いたりスナップを打ったり、 きちんと振りが付いていたのですね。初めて気づいた。(ゴメンナサイ) ♪Right on,Babe ツーコーラス目の酒井さんのファルセットがかなり苦しそうで心配でしたが、 何とかクリアして一安心。 やはりさわやかな曲ですね。 <!--純喫茶アカペラ ここから--> 細かい演技はともかくとして、内容は他公演と同じですのでそちらを参照してください。 ♪讃歌 “歌が立ち上がる瞬間”の緊張感がかなりぞくっときました。 ♪新大阪 この曲では黒沢さん、高音を頑張って出していました。 座ったままでよくあれだけ声を出すなぁ、と素人評価。 ♪北極星 このときにはすでに北山さんはエプロンをしていません。 ♪エンドロール 北山さんの声はこの日絶好調。伸びがあってかなりいい感じでした。 <!--純喫茶アカペラ ここまで--> 北山さんと、なぜか黒沢さんも一時退場。 そのとき客席から「カッコイイ!」だか「可愛い!」だかの声がかかります。 「何?“かゆい”??」「ああ、夏ですからね」 と、ステージに残った三人、腕をぽりぽり。 酒井「“ニャ〜ン”っつってネコの顔が松本伊代さんの顔になるCMとかありますね」 黒沢「(歩いてきながら)ああ、あれはホラーだよね」 酒井「うお!?」(黒沢の帰りを気付いていなかったらしい) 安岡「あ、同じ番組を見てる二人だ」 村上「同じCM見てるってことだよね」 黒酒「そうね」 安岡「僕とリーダーはあんまりテレビ見ませんからね」 黒沢「見る番組が(酒井と)なぜかかぶるんだよね」 酒井「そう。キャラまでかぶっちゃったりね」 村黒安「それはないだろう!」 ここから、「ゴスペラーズはキャラだけはかぶらなかったね」という話に。 集団でいると、ちょっとずつキャラがかぶらないように考えると。 酒井「会社とか学校とかでもね、そうやって無意識にやってるんじゃないですか?」 …この間、イマイチ伸びない話題に、メンバー間でも「ヤバイな〜」という雰囲気が 漂っているのが見えてちょっと面白かったりしました。 そして無理やり話を引っ張る。 村上「学校で、カラオケ上手いの隠してる奴っているよね」 黒沢「あ、それ、俺」 実はリーダーの発言は多少投げ気味だったのですが、 思わぬ展開に「えっ!?」とメンバーも驚いた様子。 ここから黒沢さんの高校時代の話にジャンプ。 黒沢「俺、高校二年までは全然目立たなかったもん。 (噂としては)“カラオケが上手い”くらいだったんでしょ? それでスカウトしたんだよね?」 と、高校の同級生であるリーダーを見る黒沢さん。 村上「そうそう。(カラオケが)上手いって話はちょっと聴いてた」 黒沢「それまでずーっと地味にいまして…(なぜか小さくなっている)」 安岡「何でちっちゃくなってるんだよ(笑)」 このあたりで北山さんがステージに帰ってきます。 黒沢「だって高校がね、スポーツが強かったのよ。 だから(文科系だった)俺はいてもいなくてもいい感じだったの」 村上「スポーツやってない奴は目じゃない!って感じだったもんな」 なので、高校三年で同じクラスになるまではまったく接点がなかったのだとか。 北山「だってあれでしょ? 部長と副部長だもんね」 片や地味な美術部部長の黒沢。片や名門サッカー部の副部長村上。 「そりゃ接点ないよなあ」とメンバーたちも納得。 黒沢「で、地味ーにいたんだけど、高校二年の修学旅行のときに “何か歌え”って言われて。 (地味に)“じゃ、じゃあ歌います”って」 そのときの評判がリーダーの耳に届いたのだとか。 と、意外なところで話が伸びました。 村上「あそこで黒沢が乗ってくると思わなかった(笑)」 黒沢「だって俺のことだもん」 村上「そうかー。黒沢のことだったか(笑)」 元はといえば、キャラがかぶる云々から出た話でしたね。 北山「そういえばさ、元々眼鏡キャラって俺だったじゃない? 俺が眼鏡外したのと同じ頃にリーダーサングラスするようになったよね」 そう言えばそうです。 北山さんが眼鏡を外したのは「永遠に」の頃、リーダーのサングラスが 定着するようになったのも「永遠に」の頃。 それまではもちろんサングラスなんかしていません。 安岡「“夕焼けシャッフル”とかでサングラスしてたらヤだね(笑) (楽しそうに)あっしった〜も〜〜♪とか(笑)」 「目がちっちゃいからね〜」とメンバー。 村上「外したら…ほら」 客「きゃーっ♪」 リーダーの素顔に観客大歓声。 村上「MCの間ぐらいはサングラス外そう!」 観客「きゃーっ!」 外したサングラスを手にリーダーは客席に歩み寄り…「あげる」 大興奮の観客席。 村上「ホントにあげるわけないだろ! 本番中に!(笑)」 そう言ってスピーカーの上に置きました。 北山「(眼鏡キャラがかぶらないように)打ち合わせ、した?」 村上「ううん。スタイリストさんが“これ”って持ってきただけ」 ただ、サングラスが定着すると困ることもあるそうで。 村上「俺、ホントは弾けキャラだったのよ。(黒沢「そうだね」) だけどサングラスしてると…ねぇ」 「しゃべりまくるわけにはいかないよね」とメンバーも同調。 「“愛してる〜♪”とかやってるとね」「しかも“最近言わない”んですからね(笑)」 村上「言うんならめちゃめちゃ面白いこと言わなきゃって 勝手にプレッシャー感じてんのよ。 だから、そんな危険な賭けに出るんなら俺は賭けない(笑)」 黒沢「鈴木雅之さんもそうらしいですよ。あの人もサングラスでしょ。 後で“あのとき俺、これ言いたかったんだよ”って言ってたらしいですよ」 村上「でもソロになったら何でもありですね。 ぬいぐるみとか(女の子に)あげてるんですよ(笑) テレビ見ました?」 会場笑。 ゴスペラーズと共演した「Fun」で披露されたエピソードのことですね。 そんなこんなで過去の話題に。 村上「“パスワード”のジャケットの酒井の髪型とかすごいよね(笑)」 会場爆笑。 酒井「そういえばあの頃全員サングラスしてましたね。 で、俺は似合わなかったから定着しなかったと。淘汰された感じですね」 村上「サングラスって言うと“FIVE KEYS”のジャケットね!」 安岡「こういうやつですね(笑)」 と、安岡さんはジャケットでとっていた、両手を広げたポーズをして見せます。 後ろで黒沢さんも真似していました。 昔の映り方って今見ると恥ずかしい、というような話になり、 村上「ジャケットで言えば“BOO”とか…」 ここで黒沢さんがしゃがみこむ真似。 安岡「ああ、俺ね? こう(と、しゃがんで地面に片手を付く)やってるやつね(笑)」 黒沢「俺はねぇ、“ウルフ”の頃が恥ずかしいのよ。 はしゃいじゃってるやつとか、今見たら恥ずかしいなーって」 村上「俺は“U'll Be Mine”で走ってるやつとかは好きだよ」 北山「コメディー系は恥ずかしいよね」 村上「黒沢恥ずかしいのは“ポップジャム”の髪型じゃないの?」 会場大爆笑。 村上「見ました? 皆さんテレビ見ました?」 2003年のクリスマススペシャルのことですね。 髪を半分撫で付けたようなミョーな型になっていて、 当時「髪の毛半分台風で飛ばされたの???」などとファンの間で ウワサになった髪型です。 村上「首傾いたんじゃないか?って感じだったよね」 と首を傾けるまね。 黒沢「俺は(セットを)されてるほうだから、そんなにずっと見てなかったのよ。 それで、できてから見ると…」 と、村上に倣って首を傾けます。会場大笑い。 村上「俺はねぇ、“永遠に”の頃が恥ずかしいのよ。 髪の毛アフロっぽくして、衣装が緑っぽかったじゃない。何か色が合わなくて…」 と、納得いかない様子。 安岡「その頃はみんな髪の毛に色入れたりしてたよね」 結局みんな元に戻してしまいましたが。 村上「やっぱキャラがかぶんないようにしちゃうんだよね。とここで話を戻す(笑)」 髪の毛といえば、リーダーは一時期ずっと長髪でした。 今も長髪ではないですが、どちらかといえば長め。 村上「実は俺、いつ切ろうかと思ってんのよ。坊主に」 おぉ?坊主? 村上「俺は中学から高校、ずっと丸坊主でしたからね」 黒沢「そう。“ウミボー”って言われてましたからね」 海坊主を略して“ウミボー”だそうです。 村上「俺、中途半端な長さにできないのよ。毛流が前向いてるから…」 「毛流???」「そんな言葉あるんですか??」 メンバーの頭上にしばしクエスチョンマーク。 「あるんだよ」と黒沢さんが収めましたが…あるのかしら??? 「毛流が前向いてるから、坊主にするか、重さをつけなきゃ大変なの」とは リーダーの弁でした。 酒井さんの“恥ずかしい過去”は、デビュー後の「つるつるヘアー」。 酒井「ときどきメールとかもらうんですよ。あの髪型をもう一度、って。 今更できないって」 会場爆笑。 北山「俺、今になって眼鏡してる頃の写真見たら一瞬自分だってわかんないときがある」 本人がそれなら周囲は余計にわかりません。 安岡「北山が眼鏡外したとき“メンバー替わったんですか?”ってファンの人に いっぱい言われましたからね。 北山さんどうしたんですか?って。 “北山さん目元整形しましたか?って質問も…」 北山「“しましたか?”じゃない。“しましたよね”っていうのが二通も来て。 断定するなら聴くなよ!っていう(逆ギレ気味)」 会場大ウケです。 村上「“二通”って、お前も断定すんなよ(笑)」 てな感じでいろんな話が出ましたが、最後のほうには観客も笑い疲れたか、 静かになってしまいました。 では後半は、ソウルな曲を…。 とスタンバイする前に、酒井さんに指差されてサングラスを取りに行くリーダー。 前列の客と目が合ったらしく「やーねー奥さん♪」みたいなおどけた素振りを 見せていました。 ♪Sweet やはり黒沢・村上のセッションが熱い。 バックボーカル陣の和音が最高。 ♪告白(soul tempo) 村上・黒沢のフェイクが素敵。 ♪Reflections 黒沢さんの高音コーラスが苦しそうだったのが少し心配でした。 最後の酒井さんのフェイク、何度聴いてもカッコイイですね。 ♪愛の歌 〜なりきりゴスペラーズ コーラス陣はギターの玉川さんやベースの須藤さんと一緒にダンス。 途中でリーダーが「聴かせてくれ…」 そこから全員で歌いはじめ、さらに酒井パート、安岡パートに分かれました。 が、短かったのがちょっと残念〜。 ♪Vol. 最初の部分だけ会場全員で合唱しました。 黒沢さんのダンスが可愛すぎる…。 「早く♪早く♪」の部分で他のメンバーは指を上下に振っているのですが、 黒沢さんだけ横に振っていて、それがめちゃめちゃ可愛いのです…♪ もう少し見ていたかったのですが、ツーコーラスで終わってしまいました。 もったいない! ♪FRENZY 「Vol.」のダンスの熱気そのままでなだれ込め!てな感じで突入。 「Na〜Na〜Na〜♪」は全員で掛け声。 村上「まだ行けるか!」 観客「いえーい!」 村上「まだ行ってもいいか!」 観客「いえーーい!」 ♪Real tight CDでは大人し目に聴こえるサビ部分が、生だと最高にカッコイイ。 黒沢さんのフェイク(ここはばっちり出ていました)もカッコよく決まっていました。 歌が終わり、大盛り上がりの観客席。 村上「後半静かに始めた甲斐があった(笑)」 そこで観客席の男性からメンバーに声がかかります。 #「愛してるーっ!」と聴こえたのですが、まさかねぇ…? 安岡「ありがとうございます(笑) 今日は男性も多くてね」 村上「“愛の歌”とかで男の人がこう(と、両手を上げて左右に振る)やってるのを 見たら(ぐっと)きますよ(笑)」 ところで、12月21日でゴスペラーズは10周年を迎えます。会場拍手。 村上「(デビューは))田中達也選手(周南市出身のサッカー選手。五輪代表)が 12歳の頃ですよ」 安岡「ぎりぎりランドセルを降ろしたくらいの年ですよね(笑)」 その10周年を記念してファン投票によるベスト盤を発売します、という話が。 「インターネットでも投票できますし、今日座席にあった葉書でも受け付けています」 村上「まだ投票していない人?」 手を上げている人がちらほら。 村上「じゃあ、帰ってからも投票する気がない人?」 酒井「そこはウソでも手を降ろして下さいっ!」 会場大笑いです。 村上「こうやって会場の動揺を誘うのが面白いのよ(笑)」 …こらこら。 安岡「とにかく数がほしいんで、投票してください」 やや泣き落とし? 黒沢「今日聴いた曲でも何でもいいんで」 ややいいかげん? 安岡「“一位が21票でした!”とかいうのは困るんで(笑)」 黒沢「“たしかに一位だけどさぁ…”ってね(笑)」 秋には新曲も出します。 村上「この後広島に行って、宮崎に戻ってくるまでの間に二曲録ってきます」 さて、山口県には二回目、「徳山と言いたくなるけれど周南」 (村上談。度々言っていました)にははじめて来たゴスペラーズ。 村上「“周南”って言うの間違えないかと思って、安岡なんか最初 言葉出てこなかったもんな(笑)」 安岡「“歌も歌わなきゃいけないのに〜っ!”って(笑)」 という余談も交えつつ。 村上「はじめて来た土地ってどんな感じなんだろう?って僕たちも ちょっと緊張したりします。 このツアー初めてっていう人も、もう四回目とかいう人もいると思うんだけど、 そのとき、そこにしかない熱さを伝えたいと思ってやってきています。 どこへ行ってもみんなが熱い気持ちで待っていてくれるというのは… 酒井!ありがたいことだよな」 酒井「いいこと言ったね。“そこにしかない熱さ”って。 どこに行っても、別の顔が、同じ熱い気持ちで迎えてくれるというのは 本当に幸せなことだと思います」 安岡「僕らをあたたかく包んでくれるこの街、この街の人たち。 今、僕たちが探していたのは、きっとこの街です」 ♪星屑の街 イントロ部分に入る安岡さんの台詞 「僕たちをこの街に呼んでくれて、ありがとう…」。 わかっていてもぐっときますね。 この曲で手拍子が起こるのははじめて聴いた。 (手拍子する曲ではないと思うのですが…あせ) ♪街角-on the corner- 和音も熱も、パーフェクトな歌声。素晴らしい。 ♪コーリング ライブの締めにふさわしく、さわやか〜。 高音が多いのですが、黒沢さんも熱唱してくれました。 これでひとまずライブ終了です。 メンバー退場。最後にはもちろん、お約束で北山さんの投げキッスがありました。 会場の拍手は鳴り止まず。 しばらくすると「アンコールありがとう」とメンバーが出てきます。 ♪ひとり これも和音最高。 高音コーラス、黒沢さんよくがむばりました。 では、メンバーひとりずつご挨拶を。 村上「田中達也選手、ツアー初日に来てくれたんですよ。 で、同じ服を持っていることがわかりました。といってもジャージなんですけど。 瀬戸内海と日本海に面している山口県、今度はお決まりの修学旅行コースじゃ ないところにも行きたいと思います」 北山「どこかの会場で言ったんですけど、そのままで来てほしいと。 落ち込んでいたら落ち込んだままでいい。 そのままライブに来て、元気になってくれたらいいなと。 “元気が出ました”“ありがとうございます”ってメールを いただいたりするんですけど、僕らも皆さんから元気をもらっているんだってことを 伝えたくて…伝えてみました(会場笑)」 酒井「ゴスモバイルのほうで酒井的視点っていう旅日記みたいなことを やってるんですけど、山口に来て取材する時間がない。 だから皆さんに協力してもらおうと…」 と、酒井さんが取り出したのは携帯電話。 観客席を煽ってぱちり。手ぶれ失敗でもう一枚。やっぱりダメでもう一枚。 それで上手くいったようです。 しかしここで注文が。リーダーから「酒井、リクエストしていい?」 リーダーのリクエストとはいかに? 「黒沢入れて撮って」 ここで何故黒沢さんなのか一切わかりませんが、 酒井「よーし、バッチこい!」 ぱちり。 見せてもらった黒沢さん、バカウケしておりました。 酒井「黒沢の写真はゴスモバイルじゃなくてゴスネットになるかもしれません」 観客「えーーーっ!」 「衣装のネタバレを避けたいので…」とのこと。 「大人の事情です」とメンバーがフォローしていました。 「然るべきタイミングに出したいと思いまーす」と酒井さんは言っておりました。 そして携帯電話を仕舞いながら「マナーモード、電源オフ、マナーが大事、と」と 言うあたり、さすが酒井雄二。 安岡「えー、ライブ中は携帯電話の電源は切ってください」 酒井さん、慌てて携帯を見直す真似。会場笑。 安岡さんは「今日はどうもありがとう!」とだけ言って下がりました。 黒沢「えー…携帯で写真を撮られるとは思いませんでした。(会場笑) さっき言った、高校の修学旅行の行き先は萩でして。(会場「おおーっ!」) (村上「同級生同級生。久我山ね(と黒沢と自分を指す)」) 修学旅行で萩に来ていなかったら今頃僕はここに立っていなかったわけです。 だから山口に足を向けて寝られませんわ!(と村上を見る) 最後に、ここに来てくださった一人一人の愛しいあなたへ…」 と言ったときに会場から「ありがとう♪」の声。一瞬固まる黒沢さん。 ちょっと仕切り直して。 黒沢「“一人一人の”(笑・強調)愛しいあなたへ、この歌を贈ります…」 ♪永遠に 今回のマイクオフは「胸に〜♪」のあたり。 聴き終わってからかなりきます。ヤバイです。最後の最後にまた号泣。 バンドメンバー、ゴスメンバーの紹介をリーダーがひとりひとりしていきます。 安岡さんの番になって、リーダーがネタばらし。 「“Yes,No,Yes...”のときにスピーカーに躓いて、“ひょっ!?”とかなんとか 言ったのがちっちゃくマイクに入ってたんですよ。 皆さん気付いてました!?」 それか!変な音があったのは!? 安岡さんは後ろ向いて、DJバリ“K”〜んさんと松本圭司さんに 慰めてもらっていました。 改めて「安岡優!」 と、安岡さんは突然ステージの前のほうに出ていき、その場にごろり。 「?」と思ったら「体操です」とリーダーの注釈が入りました。 転がって起きあがってガッツポーズ。五輪の影響ですな。 そして「ねーねー黒沢、修学旅行で何歌ったの?」と、紹介をそっちのけでリーダー。 「うーん、BEGINだったかな?」と黒沢さん。 客席からは「歌ってー!」の声。 村上「いやいや、歌いませんけどね。ここで歌ったらライブ台無しだから」 それでも「歌ってー!」は止みません。 村上「俺は“ロンリーチャップリン”が…」と言っている間にも客席からまだ 「歌ってー!」の声が。 「聴けよ!人の話を! リーダーがしゃべってるんだから!」 お?怒った? 村上「…なんてね♪」 …ちょっとおチャメなリーダーでした。 改めまして「黒沢薫!」 黒沢さん、投げキッスをして下がりました。 今宵の発声は安岡さん。 「どうもありがとうー!」 全員で頭を下げます。会場一杯に拍手。 安岡さんは両隣のDJバリ“K”〜んさんと松本圭司さんの腕にぶら下がって 吊り輪の演技の真似をしていました。 これで全プログラム終了です。 北山さんは音叉を、最前列の初老の女性に両手でしっかり手渡しで プレゼントしていました。 ステージに幕が降りるとき、安岡さんはまた吊り輪の真似をしておりました…。 てな感じです。