
<ゴスペラーズ坂ツアー2004“号泣”> 2004年09月11日 大阪フェスティバルホール
ステージ演出は他公演とほぼ同じですのでそちらのレポートも
ご覧いただければ幸いです。
「Ladies & Gentlemenーーー!」
♪シアトリカル
北山さんと安岡さん、今日は好調だなーという印象を受けました。
「ここここ♪」の指差し等をメンバーと一緒にやっている人が多く
「リピーターが多いのかな?」と思ったり。
♪You are my girl
今回は“おててタッチ”はありませんでした。
この曲だったでしょうか、リーダーの声がすっぽ抜けてしまった箇所があってどっきり。
そこだけだったので一安心しました。
♪Get me on
やや短縮バージョンでした。
「こんばんは、ゴスペラーズでぇす!」 会場一同拍手。
この会場には二年ぶりに彼らが帰ってきました。2002のファンの集い以来ですね。
最初の三曲を終えただけで、会場はすでに観客の熱気で霞んでいます。
安岡「この湯気の半分は僕から出ています(笑)」
メンバーも会場も大爆笑。どうやらすっかり汗だくのご様子。
村上「今回ゴスペラーズのライブにはじめて来たという人?」
結構いて、メンバーは「ありがとうございます」と言っていました。
今回はアルバム「Dressed up to the Nines」を引っさげてのツアー。
ばっちり決めるという意味だよという説明をした後
「どうです、ばっちり決まってますか?」
安岡さん、セクシーボイスで決めていました。
しかしメンバー全員お疲れ気味なのか、いまいちトークも盛り上がらず。
安岡さんが水を飲んでいる間、結構シーンとしてしまっています。
「はい、水を飲み終わりました。
僕が飲んでいる間、誰もしゃべってくれませんでした(笑)」
今回のラベンダー色の衣装は黒沢さんが選んだものです。
今年の流行も鑑みつつ、という黒沢さん。
黒沢「色気というか、エロ気を出してみました」
安岡「エロ気ですか(笑)」
では、そのエロ気たっぷりの曲を。
♪Yes,No,Yes...
もう何度も号泣ツアーを見ている人が多いようです。
S字ダンスを一緒にやっている人が多かったです。
♪Tシャツに口紅
やはりツーコーラス目はカットされちゃっていますね。
♪アンジュナ
やはり最後の黒沢さんのフェイクがたまりません。
♪Right on,Babe
非常にどうでもよいのですが…
「Tシャツに口紅」のマイクスタンドをそのまま使うシーン。
上記曲とは立ち位置が変わっているのですが、黒沢さんと安岡さんは
場所が入れ替わっているだけ。
やはりマイクスタンドの高s(強制終了)
<!--「純喫茶アカペラ」ここから-->
内容は他公演と同じですのでそちらを参照ください。
♪讃歌
♪新大阪
♪北極星
♪エンドロール
この曲の北山さんの声の伸びが最高によかったです。
リーダーを圧倒するほどの迫力。素晴らしい。
<!--「純喫茶アカペラ」ここまで-->
舞台袖に去って行く北山さんの背中に向けて「かっこいい!」という声が飛びます。
ゴス「…汗」
安岡「北山がステージに出てくる場面ならわかるんだけど、
北山が下がって俺らがステージの前に出てきてるのに…」
と苦笑の残り四メンバーでした。
今までのホールはスピーカーの前がすぐに客席だったのですが、
今回はその前のオーケストラピットまでステージになっており、
それがメンバーは気になっていた様子。
村上「今日はここ(と言って指す)がプールになっていまーす」
酒井「シンクロの選手が泳いでまーす!(笑)」
それにノッたリーダー、シンクロの真似をしていました。
というかほとんどロボットダンス。会場笑。
それはさておき、新曲発売の話に。
安岡「新曲のタイトルは、黒沢さん」
黒沢「“ミモザ”です」
会場拍手。
ここで黒沢さんがおじいちゃん風に「ミぃ〜モぉ〜ザぁ〜〜〜」。
安岡「それ、“新幹線の隣の席に座っていたおじいちゃんの真似”って、
そこまで言わなきゃわかんないじゃないですか(笑)」
ミモザというのは花の名前ですね、と安岡さんから説明あり。
黒沢「マネージャーの伊藤くんは
“黒沢さんの作った新曲は【モミザ】”と書きました!(笑)」
村上「まあ、間違えられても嬉しいけどね」 (←??)
(ここで酒井雄二、いかがわしい発言につき割愛)
「モ・ミ・ザ! モ・ミ・ザ!」
手振り足振り、踊りはじめる酒井さん。
会場もノリノリで手拍子をはじめます。
酒井さん、踊り終えてひとこと。「俺の頭の中、中学生レベルだね(笑)」
「そしてキミたちも乗るな!」と会場に向かって苦笑の北山さんでした。
(そして村上・酒井、いかがわしい発言につきさっくり割愛)
「女の子たちシーンとしちゃってるよ」というわけでこの話題は切り上げました。
村上「実はこの後、もう一回大阪に来るんですよ」
そう、この後11月にはPOP ASIA 2004に出演のため来阪予定なのです。
村上「その後にベスト盤が発売されます」
安岡「皆さんに選んでいただいたものですね」
投票してくれましたか?と問うと、会場から拍手が。
でもこれじゃよくわかんないね、ということで趣向を変えて。
村上「投票するつもりでいたんだけど忘れた、気がついたら9月1日になってたって人、
手を挙げて?
怒らないから。正直に挙げてね」
意外に手を上げている人が結構いました。
村上「ざけんじゃねーぞ!こら!」
安岡「怒らないって言ったじゃないですか!(笑)」
村上「ウソウソ(笑)」
も少し趣向を変えまして。
村上「最初から投票する気がなかった人は?」
これまた少々いらっしゃいます。
では最後に。
村上「実は今、何の話してるのかわからない人、手を上げて?」
安岡「ああ、投票って何だ?と。何言ってんだ?って人ですね(笑)」
…実は若干いらっしゃいました。
数を数える振りをするメンバーたち。
そしてひとこと。
村上「…僕らの予想よりも多いですね。。。」
ちょっと淋しそうなリーダーでした。
そしてその後の話がまったく伸びず、焦りまくるメンバー。
酒井が関西弁でリーダーに向かって話しはじめます。
村上「何でお前が関西弁なんだよ(笑)」
酒井「ワシも愛知出身やさかいな!」 ←なぜか関西弁になると一人称が「ワシ」になる
村上「さかい…(笑)」
無理やりトークを引っ張ろうと頑張っている二人を、少々冷ややかな目で見ている
他のメンバーたち。
安岡「あのー…俺ら(と自分自身と隣の黒沢を指しながら)“もう(歌に)行けば?”って
思ってるんだけど」
それを聴いた、村上・酒井の傍に立っていた北山さんは、そそくさと黒沢・安岡サイドに
走っていきました…。
しかしメンバーはまだぐずぐずと引っ張ります。
「歌に入るにも、それなりの雰囲気を作らないと…」
それを見ていた観客の一人から声が。
「せーの!」
ゴス「…汗」
固まる五人。
一瞬の間があって会場大笑い。メンバー苦笑。
安岡「今の“せーの!”で何かできたら僕らすごいですね」
(またしても村上てつや、いかがわしい発言につきばっさり割愛)
安岡「“せーの!”で“Shinin' Girl〜♪”とか出来たらすごいですね(笑)」
「演歌とか歌い出したら面白いだろうね」と勝手に盛り上がるメンバーたち。
安岡「“兄弟船”とかね(笑)」
酒井「即興でオケつけてもらったりして?」
村上「本当にやりそうなバンドメンバーだしな…(笑)」
安岡さんがそれっぽい曲を歌い出したのですが「違うよ?」
村上「♪波の〜♪(「そうだよね?」という顔で黒沢と安岡を見る)」
♪兄弟船♪(チャメ)
村上ソロ。って、ちょびっとですが。
しかもギターの玉川さんかベースの須藤さんが、本当に即興で曲をつけました。
「せーの!」のはメンバーも不意をつかれたということで
「客席から“Fu−♪”とか音を出されて、それに合わせて即興で歌えたりしたら
すごいよな(笑)」と。
村上「でも俺らが音取りしてるときに別の音を出したりするのはやめてね?(笑)」
そういう話で盛り上がろうとしたのですが、やっぱり歌に行けるモードではないようです。
うだうだと続けようとする、村上や酒井。
こうなったら無理やりにでも歌に行けるように持っていくしかない!というわけで、
突如切り出したのがこのお方。
黒沢「盛り上がっていこ〜!(超ハイトーン)」
観客「いえーい!」(黒沢のミョーなテンションに笑っている)
黒沢「いいか〜!(超ハイトーン)」
観客「いえーい!」(なんとなくノッてみた)
無理やり盛り上がった?観客に、メンバーはやれやれ助かったという表情をしています。
盛り上がれ!と煽っただけの黒沢さんの仕草に、観客がノッて立ちあがってしまい、
ゴスメンバーが慌てて抑える場面も。
安岡「俺、“次そんな曲だったかな〜?”って思った(笑)」
ちなみにメンバーは黒沢さんが煽ったことにはあまり気付いていなかった様子。
黒沢「悪かった悪かった(笑)」
後ろで黒沢さんが一人で観客に謝っていました。
♪Sweet
♪告白(soul tempo)
♪ポーカーフェイス
ここではじめてオーケストラピット部分にまでメンバーが出てきます。
北山さんは前列の観客と(自分から手を出して)握手をしていました。
♪Reflections
毎回黒沢さんの高音が出しづらそうだなぁと思うのですが、
今回はばっちり聴こえていました。
北山、安岡、黒沢のバックボーカル?にリーダーのフェイクが入る部分が
最高にカッコイイ。
♪愛の歌 〜なりきりゴスペラーズ
ギターの玉川さん、ベースの須藤さんと共に踊っているメンバーが楽しそう。
メンバーが煽る前からすでに手を振ってノッている方が多かったです。
さすがゴスマニア。
なりきりが終わって村上「懐かしい曲に行ってみよう!」
♪Vol.
「早く早く〜♪」 リーダーが歌い出すと黄色い歓声が。
(この曲、意外に人気あるんですね?)
ワンフレーズだけみんなで大合唱。あとはメンバーと一緒に踊る、踊る。
煽られたわけでもないのに一緒に踊っている人がこれまた多かったです。
#そして黒沢さんのダンスがやっぱり可愛い…♪(禁句失礼!)
かなり短かったのが残念でしたが、村上「次、これはどうだ!」。
♪終わらない世界
「Fly to sky〜♪」に観客大喜び。
これもみんな振りを知っていてやっています。
アカペラ港ではスナップ打ち二回が入っていましたが、
今回は手をかざしたまま止めるバージョンでした。
♪FRENZY
この曲で盛り上がらないはずはない。すっかりFRENZY状態。
バンドメンバーも大張り切りです。
村上「まだ行けるか?(関西弁)」
観客「いえーい!」
村上「行ってええか?(関西弁)」
観客「いえーい!」
♪Real tight
イントロ部分での村上・酒井の掛け合い部分で酒井さんがリーダーを
どつきはじめました。
真剣にフェイクを入れながら、反対に酒井さんをどつくリーダー。
関西弁掛け合いの延長?
そんな曲ではないとわかっていつつも、大爆笑のイントロでした。
「盛り上がってよかった…」と安堵のメンバーたち。
「12月でゴスペラーズは10周年を迎えますが、やっぱり波みたいな歓声が心地よい」
と言うリーダー。
酒井「なんて言うか…“どばっ!”(波をかぶる真似)という感じです。(会場笑)
それぞれの会場で違う顔が待っていて、それでも全国どこへ行っても同じような
“どばっ!”を感じられるというのはありがたいことだと思います。
安岡「僕たちを温かく迎えてくれる。
今、僕たちが探していたのは、きっとこの街です…」
♪星屑の街
…と、すごくいい感じでライブの流れが来ていたのに、メンバーの音合わせが
始まった瞬間に二階席から「“ひとり”ー!」という声が。
おかげて安岡さんが一瞬止まってしまうというハプニングも。
#雰囲気を読んでください。本当に。
♪街角-on the corner-
北山陽一絶好調がよくわかる曲でした。声量がすごい。
♪コーリング
一転して爽やかに。
「星屑」「街角」と座っていた客が多かったのですが、
この曲になって立ちあがる人も結構いました。
以上で予定プログラムは終了。メンバーとバンドメンバーが退場します。
北山さんは投げキッス…したようでしたがカーテンに隠れて見えず。
手拍子を続けているとゴスペラーズが再登場。
音合わせをはじめます。
…が、ここでも「“ひとり”歌ってー!」(これは上記と同一犯と思われます)など、
複数の声がかかり、さすがにリーダーが「シー!」とやっていました。
大阪のファンのマナーが悪くて本当にごめんなさい、ゴスペラーズの皆様…。
♪ひとり
曲の間にはマナーの悪い客の声が入らなかったので一安心しました…。
最後にメンバーからご挨拶。
村上「“行ってええか?”は上田正樹さんのライブを真似してしまいました(笑)
10年もやってきて俺らはまだこの程度かって思ったんですが(苦笑)
二回目のトークがあんな(盛り下がりまくり…)だったんで
後半どうなるかと思いました。盛り上がれてよかったです」
北山「えー…僕は常々、ライブとはステージだけじゃなくて観客席も一緒になって
作るものだと思っています。
だから自由にノッてくれていいんですけど…。
みんなが一緒になって楽しくできるライブにするにはどうすればいいか、
考えていきたいと思います。
今日は楽しかったです。ありがとうございました」
#注釈:雰囲気を二度壊されたことに対する、北山さんなりの遠まわしの
#注意だったと思われます。
#該当者が気付いてくれればよいのですがおそらく気付かなかったでしょうね…。
酒井「朝ヒゲを剃るのに鏡に向かって“笑い飯”に似てるなーと。
(会場爆笑。以下、芸能界に疎い私には意味がわかりませぬ…)
あの順番にボケるという方法はすごいですね。
ゴスペラーズも五人が順番にボケるという方法をやってみたらどうかな?と。
でもそうしたときに他の四人から総攻撃を受けることになるので不採用!(笑)」
安岡「僕は水を飲む時間があればいいです(笑) どうもありがとう!」
黒沢「得意なことをしている時間や楽しい時間が過ぎるのは速いですね。
逆に、2回目のMCの長かったこと!(笑)」
ここで観客席の乳児の声が…。
黒沢「(子ども向けの声で)泣くなよぉ〜! べろべろべろ…」
会場大爆笑。
黒沢「えー(笑)今日は本当にありがとうございました。
最後に、この会場に足を運んでくれた一人一人の愛しいあなたに、
この歌を贈ります…」
♪永遠に
マイクオフは「胸に〜♪」のところからでした。
実はこの日も黒沢さん、高音がかなり辛そうだったのですが、この曲に関しては
何も言うことがありませんでした。パーフェクト。
終わってからかなりぐっときました。
会場スタンディングオベーション。拍手の渦。
今回の発声は安岡さん。
「どうもありがとう!」
深深と頭を下げる彼らに惜しみない拍手が送られます。
安岡さんは両隣のDJバリ“K”〜んさんとキーボードの松本圭司さんの腕を借りて
吊り輪の真似をしていました。
そんなこんなで、ゴスペラーズも焦りまくりの大阪公演が無事に終了しました…。
ライブ終了後、大阪駅前を通るとボーカルグループAJIがストリートライブを
やっておりました。
人垣は出来ていたものの、それと知らずにそのど真ん中を
めっちゃ素通りするところでした。
置いていたチラシの名前を見るまでは気付かなかった。失礼〜。
さすが早稲田大学Street Corner Symphony出身、ゴスペラーズの後輩。
声はかなり大きかったです。
あともう一歩、もう少し“何か”がプラスされれば!と思うのですが。
頑張って出てきてほしいグループのひとつです。
#電話で強制的にライブ生中継を聴かせてしまった某方、ゴメンナサイ。