〜ライブレポート〜
<ゴスペラーズファンの集い2002> 2002年11月05日 広島アステールプラザ会場の前には「星屑の街」のポスターがいっぱい。 入場するとロッテののど飴がもらえます。 開演は19時から。なのですが、30分前に会場が暗くなります。 スクリーンが下りてきて、そこに映し出されたのは「Love Notes」のCM。 別バージョン三本が立て続けに流れます。 そのあと「星屑の街」のCM。 「約束の季節」プロモーションビデオ、「誓い」プロモーションビデオのあとに 「FRENZY」の、メンバーが出演した関東限定CMが黒沢・安岡・北山・酒井・村上の順に 流れます。 「Get me on」プロモーションビデオ、「エスコート」プロモーションビデオのあとに 流れたのは新曲「潮騒」がタイアップしている「ロッテのど飴」のCM。 そして「星屑の街」のプロモーションビデオが終わって会場が闇に包まれます。 音あわせの声が聴こえ、照明がつけられてゴスペラーズの登場です。 会場は総立ち。 ♪いろは 早口言葉状態で、アルファベットやいろはの羅列、「ゴスペラーズ」という言葉以外は 圧倒されてわかりませんでした…。 途中、「黒沢さんってそんな声も出せるのか!」という新たな発見が。 酒井さん作なのですが、雰囲気的にはリーダーの曲に近かった気がします。 ♪Soul man お馴染みケンカアカペラ。リードとバックボーカルの掛け合いが熱い。 なんだか酒井さんと安岡さんが妙に楽しげでした。 メンバーの服装は茶色のスーツに白のシャツ、茶のシューズ。 黒沢さんのみポケットチーフを忍ばせていました。 ゴスペラーズの挨拶のあと、 村上「これからゆっくりした曲が続きますので、皆さん座って…」 わらわらと座ろうとした客に向かって「ウソです♪」 安岡「それがウソだからね!」 北山「ウソっていうのがウソだからね!」と フォローに必死になっていました。 リーダーいわく「女の子のスカートが揺れるのが好きなんだよ」 …? 会場のキャパは1200人だそう。 安岡「10人中8人はキタヤマニアかもしれませんけどね(笑)」 広島といえば、ゴスペラーズはこの夏のイベントで坂町に来ています。 そのイベントの打ち上げに、わざわざ坂町長さんが来て挨拶をしていったんだとか。 安岡さんが「音楽の種を撒いてください」と坂町長のマネを披露。会場大ウケ。 現在ゴスペラーズは新曲のプロモーション活動の真っ最中。 村上「女の子って大変だね」 何を言い出すのかと思いきや、テレビや雑誌のインタビュー等でメークをすると 肌荒れがするんだとか。 安岡「普段乗っていないものが肌の上に乗るんだからね」 ♪Betcha By Golly,Wow CDバージョンよりも強弱がはっきりしていてメリハリが効いていました。 意外に迫力あり。 「もう一曲懐かしいものを」ということで次の曲に。 ♪A DERAM GOES ON FOREVER こちらは緩急のメリハリが効いていました。 酒井さんの歌い方が昔とやや違うので、現在のほうが歌い上げている雰囲気に。 アカペラのライブはバックバンドのあるものとは雰囲気が違い、 お客さんも少々戸惑い気味。 安岡「ノッていいのかしら?ノッていいのかしら?って(笑)」 ノッていいんだよ、とメンバー。 酒井「笑っていいところは笑って、怒っていいところは激ギレしていいからね(笑)」 (ここで会場にウケたからなのかどうなのか、このあと酒井さんのギャグが冴えます…) 次の曲は安岡さんが作ったもの。 はじめた頃に好きだったものを考えたんだそうです。 アカペラをはじめた頃と言えば? 安岡「村上先輩、黒沢先輩、酒井先輩と呼んでいた頃ですね」 ところが北山との関係が微妙。年齢は上だが、北山のほうがサークルに入ったのは後。 呼びにくくてお互いに「北山さん」「安岡さん」と呼び合っていたんだとか。 その頃好きだったのがドゥーワップ。それをベースにして完成させた曲を披露。 ♪Moon glows(on you) 安岡さんらしい甘さの中に、どこか懐かしさの漂う曲調。 ラスト部分は五人のハーモニーがいい感じです。 ドゥーワップ調の歌は過去にラッツアンドスターやチェッカーズも歌っている、という 話をしていてふと気づいたリーダー。 「もうチェッカーズ知らない人多いんだ!?」 「知ってるけど隣が女子高生とかだから言えないって人も多いんじゃないー?」と言うと 会場苦笑。 酒井「いーのよいーのよ、心開いてちょーだい」 そこにリーダーと安岡さんのツッコミが。 「何だそれは?(笑)」「女の子キャラはゴスペラーズの芸風にあったか?」 それに答えた酒井さん。「ワシャ武士ですけど?」 会場大爆笑。 続いて村上作の新曲へ。 村上「『ひとり』の二番煎じを狙ってみました」 「その言い方はないだろー!?」とメンバー大笑い。 安岡「曲目“ふたり”じゃないでしょうね?(笑)」 村上「俺の中では続編なの」 安岡「そういえばわかるんだよ(笑) それは二番煎じって言わないの」 こんないいかげんな曲紹介ができるのは今だけだからね、というリーダーの発言に 会場大ウケ。 村上「これ発売したら言えまへんで」 何で急に大阪弁? 酒井「まあまあ、いけてるがなワシら」 酒井さんまで大阪弁になって、一同大爆笑。 村上「お前大阪弁おかしいないか?」 酒井「何でや」 村上「何でやって…(笑)」 というわけで。 村上「次は大阪弁で歌います!」 安岡「違います!」 ♪I miss you もちろん大阪弁ではありません(笑) リードがすべてファルセット。これがまたせつなく染み入ります。 村上「がさつな会話のあとに一生懸命歌ってしまいました…」 まだ会場はどうノッていいのかわからない雰囲気。 酒井「お客さんも一生懸命になって『…(目が点になって身を乗り出している様子)』」 黒沢「口開けて見ている人もいましたしね」 イマイチ会場の盛り上がりに欠けるとメンバーは気にしている様子。 安岡「この曲も盛り上がるかと思ったら終わりだし。『終わりかよ!』って(笑)」 挙句の果てには黒沢さんに 「まさかそんな(ごつい感じの)サングラスしてこんな歌歌うとは思わないよね」と 言われる始末。 村上「睨まれちゃうね」 広島には怖い人多いですからね〜という話をしていました。 村上「そして!酒井、安岡、村上と来ればあとは…」 そう言ってリーダーと酒井さん、北山さんを指す振りをしながら「黒沢!」 「ふたりしておんなじフェイントするなよー」という言葉に酒井さんはすかさず 「いやいや、それに釣られてキーパーが反対向いて飛ぶわけよ」と切り返しておりました。 黒沢さんの曲は、開演前に流されたロッテのど飴のCMソングとして使われています。 安岡「カリンと一緒にハーモニーが出てくるからね。びっくりした(笑)」 酒井さんは「“若い”のと飴は似ています」 ?という周囲をよそに、酒井さんいわく「周りをなめきっています」 会場は大いに沸いたのですが、酒井さんは「無理して拍手しなくていいから」と謙遜気味。 「“どうかなー?”って顔してても一向に構わないから」という その言葉にまた会場は大笑い。 実はゴスメンバー、昔はコンビニに売っているのど飴ならどれががいいかなんて 話をしていたんだそう。 そのときにいちばんだったのがこののど飴。 「ある意味恩返しできたかなと思っています」と黒沢さん。 ちょっと嬉しかったみたいです。 黒沢「ちなみに曲とのど飴はまったく関係ありません」 村上「それができたらプロだぞ!」 酒井さんが即興で「のど飴〜♪」と歌いだします。 村上「カンツォーネ風だ(笑)」 メンバーも大笑い。 「みんなが笑うまで俺が笑いつつけるよ」と酒井さん。 「お前が笑うのか!」とメンバーからツッコミが入りました。 ところで何の話でしたっけ? 黒沢「急速に歌を聴く体勢をとってください」 ♪潮騒 黒沢さんらしい、ストレートな曲。そして結構熱いのです。 個人的にぐっと来た箇所があったのですが、著作権の関係で説明が難しいです。 ごめんなさい。 歌った後、メンバーは退場。 またスクリーンが下りてきて、「砂時計」のバックトラックと共に 映像が映し出されます。 <緊急特別企画 映像アーカイブ> ○95年 原宿ルイード ゴスペラーズライブ。だけど4人しかいない? 実はライブ直前に安岡さんが入院してしまい「メッセージが届いています」と 映像が映されます。 場所は病院の待合室らしき場所。浴衣姿の安岡さんが座っていて、 後ろの自動販売機で足の悪そうな女性がジュースを買っています。 「会場では4人が頑張っていると思います。 みんなが僕に合わせてくれるらしいので、僕はここで歌います」 とマイクを出してきて「Higher」を歌います。(と言っても出番少ない…) ここでスクリーンの前にメンバーが登場。丸椅子に腰掛けます。 安岡「これ、実は楽屋だったんですよ。女の人はわざわざこのために役者さんお願いして。 この後僕がこの格好のまま会場に登場するという仕掛けだったんですよ」 ちなみにウケたかどうかは微妙だったそうです…。 一生懸命話している安岡さんの横で、北山さんが椅子に座ったまま回って遊んでいました。 ○99年 原宿ルイード10周年記念 「Gの王子様」というタイトルがついていました。 北山さんがソロで歌っており、バックダンサーが二人踊っています。 曲の合間に回ったりポーズを決めたり、北山さんも一緒に少年隊ばりのダンスを 披露(笑) 曲目はマイケルジャクソンの「Gone too soon」だとか。 どういう曲なの?という安岡さんの問いに「彗星のように行ってしまったというような…」 安岡「えっ、じゃあこういうの(と椅子で回る)は彗星のイメージ?」 「回って!」という声が会場からも飛びます。 リクエストにお答えして?酒井さんと北山さんが椅子に座ったままくるくると 回っていました(笑・ちょっと違う) 安岡「今おんなじことをやらせたら五回転くらいしますからね(笑)」 黒沢「回りながら退場したりしてね(笑)」 ○97年 緊急来日!?エルビス・プレスリーショー リーダーがカッコよくMCを決めています。「エルビス・プレスリー!」 出てきたのは……衣装は確かにそうなのですが、 もみ上げをつけてサングラスをした黒沢さん…。 プレスリーの歌を歌い終わると、サングラスをばっと外して 「Sparklin'」を歌いだしました。 ついでにもみ上げも外して客席に…。 他のメンバーはバックバンドで、ちゃんと演奏していたらしいです。 リーダーはドラムとMC、北山さんはベース、安岡さんはギター、 酒井さんはご本人いわく「ピアノにいっぱいいっぱい」。 黒沢さんは「サングラスを外すタイミングさえ合っていればね〜」 ちょっと遅れたらしいです。 プレスリーの真似をして歌っていたのですが、メンバーから「最後のは何?」と いう質問が。 足をかくかくさせたりするのはあるらしいのですが、黒沢さんの芸の中に 全身でがくがくやっているのがあったので、安岡さんに「虫? エルビス虫?」と 言われていました。 これはファンクラブのイベントでやったとのこと。 村上「これ見た人いるんじゃない?」 ところが会場は無反応。 実は広島でやっていなかったことが発覚。「悪かった!」とリーダー平謝りでした。 ところで「またこういうのやりたいね」とメンバー。 「次はどんなのがいい?」という話になり、リーダーが「クイーン?」 安岡「あんなぴちっとしたのを穿いて?(笑)」 ○アカペラ学園友情科 初のアカペラ劇 海外からやってきた転校生、安岡くん。 最初はとっつきにくいと思っていたが、村上くん、黒沢くんと仲良しに。 同じクラスの優等生、酒井くんには好きな子がいて、その名前を聴いた安岡くんは 「その子から僕に手紙が入ってたよ?」と言う。 面白がって村上くんが取り上げたその内容は「仲良くしてください」という、 半ばラブレターに近いものだった。 それを知り、ショックを受けて飛び出していってしまう酒井くん。 屋上に行くと、なぜかそこには北山くんがいた。 「塾があるから…」と背を向けようとする酒井くんに北山くんは 「もうすぐ空がいちばんきれいな時間になるからもう少しいないか」。 酒井くんは迷うが、時計を投げ捨てるのだった。(ここで歌うのが「t.4.2.」) 「このままじゃいけない」と安岡くん、村上くん、黒沢くんは酒井くんを探すことに。 そして屋上に駆けつけたはいいが、何を言っていいのか三人ともわからない。 安岡くん「言葉にできない思いが…」 そして「Join 2 Joys」を歌いだす。 みんなと一緒に酒井くんも歌いだし、晴れて仲間となった五人。 めでたくハッピーエンドになるのだった…。 「ベタです」とは「t.4.2」へのくだりを見ながらの安岡さんのコメント。 今と比べるとかなり荒かったと振り返る五人。 「コードレスマイク持ってるし」「歌う前に雄二が頭振って気合入れてるんだよ(笑)」 最後は安岡さんの「皆さんもGの歴史の生き証人になってください」という言葉で 締めくくりました。 後半は、ついにCD収録となったこの曲から…。 ♪こういう曲調好き GTツアーとは違い、最後まで歌い上げていたので意外に熱い仕上がりに。 酒井さんのファルセットがなんとなく14カラット・ソウルの声に似て聴こえました。 ファンクラブツアーは1997年からはじまり、最初は東京のみで 200人ほどを集めて行ったそうです。 安岡「あのね、そのときは会場に入ったら五人がなぜか卓球ラケットを持って 固まっていたんですよ」 この日の模様は「カレンダー」のプロモーションビデオに一部収録されています。 このときはなぜかメンバーの卓球大会をファンに見てもらうばかりで、 最後に2〜3曲歌っただけで終わったんだとか。 酒井「泣いている子とかいたよ」 村上「えっ、それは嬉しくて泣いていたの?」 酒井「なんか慰められながら帰ってたから『何がいけなかったんだろう…?』って 思ったんだけど」 他にもいろんなユニークな企画をやってきており、酒井さんが似顔絵コーナー、 黒沢さんが手料理を振る舞い、安岡さんと北山さんは実況していたことがあったとか。 安岡「村上さんは何やってたんでしたっけ?」 村上「俺はいいかげんな人生相談…」 なんでも「別れろ」をやたら連発していたそうです(笑) ファンクラブのイベントではあたらしい曲を真っ先に歌っているらしいのですが、 「永遠に」と「夏風」が出来てきて歌ったとき、なぜか「夏風」のほうが ウケがよかったんだとか。 安岡「こっち(永遠に)をA面って決めていたのに“あれれ?”って」 ちなみにあのとき「夏風」のほうが好きだったっていう人!という問いかけに かなりの人数が手を挙げました。 酒井「おーい!(苦笑)」 でもそれはそれで嬉しいんだそうです。 安岡さんもリーダーも「ちょっと今嬉しかった」と喜んでいました。 シングル曲だけじゃないのがゴスペラーズの曲、でしょうか。 そしてカップリングといえば、ニューシングルのカップリングには 「こういう曲調好き」のほかにもう一曲入っています。「UPPER CUTS 9502」。 “9502”は“1995年から2002年”という意味。それではUPPER CUT(アッパーカット)は? 村上「こういうのですね」と黒沢さんを殴る真似をして、 黒沢さんはぶっ飛ばされた真似をしていました。 調子に乗ってリーダー、説明している安岡さんにも「安岡あ!」 「本当に当たるかと思った…」かなりビビった安岡さんの様子に会場も大笑い。 北山さんいわく「アッパーな曲を集めています」という意味も掛けているそうです。 ♪UPPER CUTS 9502 文字通り、アッパーな曲ばかりでかなり楽しめます。 最後に「Get me on」と「FRENZY」が融合するのは「そうきたか!」とちょっぴり感動。 酒井さんが大活躍でした。 ♪終わらない世界 そのままメドレーのようになだれ込みました。 お決まりの振りをみんな知っているのはさすがゴスマニア!といったところでしょうか。 「Fly to sky」で大盛り上がりでした。 「それでは最後にひとりずつ挨拶を…」というリーダーの言葉に、 トップバッターの北山さんは「いくの?」と戸惑い気味。 他のメンバーの不審そうな態度にリーダーは気づきました。 「間違えた!一曲飛ばそうとした!」 そうです。肝心なものを忘れていやしませんか、リーダー? ♪真赤な太陽 〜なりきりゴスペラーズ 普通ならそのままなりきりに走ってしまうんですが、さすがにリーダー、 ばつが悪かったのか 村上:村上! 客:村上! 村上:歌わせろ! 客:歌わせろ! …なんてアドリブも入れていました。 全部で四パート、メンバーも客もみんなかなり張り切っていました。 ミスったことをやっぱりリーダーは気にしているようでした。 北山さんはなぜか後ろのほうで一人しんどそう。 では仕切りなおし、メンバーからご挨拶。 北山:「真赤な太陽」、飛ばそうとしたハプニングもあって、 8年でいちばん気合が入りました。はーはーです。(←疲れたらしい) 僕は楽しみました! 酒井:よろしく! 安岡:できたての曲を直接届けられました。 これからも聴きたいと思ってもらえるように頑張ります。 黒沢:えー…えー…(客:(笑))えー…。多いですか?(笑)えー、えー。 ゴスペラーズの新曲が出ると聴いて「うおー、やったあ!」と思ってくれる、 その気持ちに負けないようないい曲を作っていきたいと思います。 村上:ごめんなさい! ファンツアーを広島でやっていなかったことと、 「真赤な太陽」を飛ばそうとしたことを(笑) ファンクラブの集まりで1200人も入ってくれる、このことの意味を改めて 思い直せました。 そう思いながらしょーもないミスをしたんですけど…(苦笑) 今日はマイナス思考なの(笑) リーダーは続けて、 「いいアルバムができました。自分たちにしかできないアカペラ。 “アカペラとはこういうものだ”とかいうんじゃなくて “ゴスペラーズがアカペラを歌ったらこうなりますよ”という」 そして最後の曲…という声に会場はブーイング。 リーダーは「“一応”最後の曲ね(笑)」 「新曲“星屑の街”、これから年末にかけてじゃんじゃん流していきたいと思います。 リクエストするのが日課になってる人も中にはいるかもしれませんが(笑)」 結構手を挙げている人が多かったです。 「いろんな意味で力を貸してください」との言葉にみんな拍手。 リーダーはひとこと付け加えて「“これはヒットするかな?”って思うんだけど(笑)」 ♪星屑の街 ひとりがリードをとっている間、他のメンバーがそのパートを埋めているのがわかって 興味深かったです。 あとは問答無用、生で聴くべし。鳥肌が立ちます。 これで“一応”終了。 最後に北山さんが深々とお辞儀をして去っていきます。 “一応”ですから。戻ってきてもらわないと困ります。 拍手を続けていると、しばらくして酒井さんと北山さんがおどけたように 走って出てきました。 続いて黒沢さんが小走りに、安岡さん、村上さんが悠々と出てきました。 気合が入っているのか何なのか、黒沢さんと北山さんはスピーカーの手前においてある、 水の入ったペットボトルを蹴る真似をしていました。 ここで次のライブツアー「アカペラ港」の紹介。 村上「今度は広島にも来ます!」 安岡「“アカペラ学園友情科”よりはいいと思います(笑)」 もうすぐ一般発売ですねーという話から、酒井さんが裏ワザを教えてくれました。 「同じ電話番号ばかりかけてると、交換がいたずら電話だと思って 弾いちゃうんだそうですよ。 だから一回かけたら次に別の番号にかけて、またチャレンジすると…」 会場すっかり納得。 村上「俺ら何のために出てきたんだ? 裏ワザ披露するためじゃないんだから(笑)」 最後は1931年の曲を、アレンジもほぼそのままでカヴァーしたもの。 安岡「村上さんの生まれた年ですね」 村上「違うって(笑)」 酒井「村上さんの学生時代」 黒沢「違うよ。村上の生まれるちょっと前だよ」 村上は多感な時期なんだから…と他のメンバーをなだめている黒沢さんでしたが、 リーダーは急に気づいたらしく「“ちょっと前”じゃねーよ!(笑)」 そして音取りをはじめた…のですが、なにやら五人の頭の上に?マークが飛んでいます。 どうやら北山さんがキーを間違えた模様。 ファンの間から「思い出してー」という声が飛んでいました。 ♪Tiger Rag 虎を探している曲ということで、メンバーもきょろきょろ探している振りを しながら歌っていました。 見て楽しい、聴いて楽しい、多分歌っていても楽しいんじゃないかと思える曲です。 村上「ゴスペラーズでした! 寒くなったから風邪ひかないでね!」 北山さんがおしぼりタオル?を客席に投げます。 リーダーも安岡さんも投げ…る真似だけ。 あとでリーダーは一枚タオルを投げていました。 最後にお約束?北山さんの投げキッスで公演はすべて終了しました。