〜ライブレポート〜
<ゴスペラーズ坂ツアー2004“号泣”> 2004年04月21日 よこすか芸術劇場
入場して真っ先に目に飛び込んでくるのが、サッカーの小野伸二選手と奥さまからの花。 いつもはお馴染みなのですが、今回はステージ上にDJバリ“K”〜んさんの姿が見えません。 そういえばステージが狭い気がするな〜?と思ったら、会場が次第に暗くなってきて… 「Ladies and Gentlemen−−−!」 今宵も幕が開きました! ステージの向こうのもう一枚の幕が開くと、二段の段差があり、 その上のバンドメンバーたちの間に五人の姿が。 ♪シアトリカル 開演を飾るにふさわしいナンバー。五人とも踊ります。会場も踊ります。 「Ladies and Gents」では五人ともオーバーアクションで頭を下げ、 「ここここ♪」では“ここ”を指差していました。 ♪You are my girl ステージの前面に出てきてメンバーがしゃがみ込んだときには黄色い悲鳴が。 また、「追いかける」「くちづける」の部分では、歌っているメンバー以外が 順に客席の前列を指していき、歓声が上がっていました。 …サービス曲? ♪Wanderers サビ部分では顔の前で片手を動かすダンスがついていました。 黒沢、酒井の絡みの部分がなかなか熱くていい感じでした。 この曲は生で聴け!です。 ♪約束の季節 一転して爽やかな雰囲気に。 転調する部分での黒沢さんのハイトーンが、いつものライブでは裏声に なってしまうのですが、今回は地声で出ていました。 さすがです。 ♪Full of Love 「恋をして」…腕を前から上に挙げる 「生まれ変わる」…腕を横から下ろす 「何度でも」…腕を横から挙げる 「きれいになる」…腕を前から下ろす という振りつき。 涙ぐんでいる方もちらほらいました。号泣ポイントその1かな? 「こんばんは。ゴスペラーズでぇす!」 会場一同大歓声。 酒井さんは髪を結んでいました。 黒沢さんはヒゲを剃っていて、変わりに北山さんがヒゲを生やしている、という情報が あったのですが遠目だったので「言われてみればそうかなー?」という程度にしか わかりませんでした。 黒沢さんはいつもの右薬指のリングと、左はピンキーリングをしていました。 今回のライブツアーは59本です。 「59だから号泣です! すみません!」とお決まりのトークから。 酒井「これってもしかしてダジャレか! しまった!(笑)」 ところで地元の人はどれくらいいるんでしょう?という話から 村上「三浦半島の人手を挙げて?」 結構いました。 観客から「来てくれてありがとう!」という声が飛んで 「いやいや、どうもこちらこそ」とメンバーが頭を下げるシーンがありました。 一同拍手。 ところで横須賀と言えば港町。 メンバーは前日から現地入りしており、北山さんは 「生セーラー服を見て“おぉっ!”と思った」 注)本物のセーラーの服を見た、と言いたかったようです。 女子高生だって生セーラー服だってば。 黒沢さんは町でバリ“K”〜んさんのような頭をしている黒人男性と出会ったのだとか。 黒沢「黒いバリ“K”〜んだ!と思ったんだけど、 よく考えたらあっちのほうが本物なんだよね(笑)」 リーダーからはマニアックな話が飛び出します。 「猿島って好きなのよ。あれ、一時期上陸禁止になってたんだよね?」 「地元の人も知らないような話やめようよ。 今、お客さん“へぇ〜”って言ってたよ(笑)」 さて、ライブの話に戻りましょう。 今回の衣装はお揃いのラベンダー色のスーツに白いシャツ。 どうしてこの色なの?という話を「今回の衣装コーディネーターの黒沢さん?」 黒沢さんいわく、今年で全員30代だし、そろそろ大人っぽい色を着てみても いい頃ではないかと選んだものなんだとか。 「アルバムも大人っぽい雰囲気になりましたし」 なるほど。 黄色や黄緑も考えたけれど、舞台の幕の色(エンジ)に合わせると この色になったんだそうです。 「では、大人っぽい曲に行ってみましょう」 ♪Yes,No,Yes... 特に安岡さんのダンスがセクシー。 「Yes」…上から手を握りながら頭の横へ 「No」…拳を振る 「Yes...」…手を降ろす 他にも「S」の字を描いたり(「スローモーション」の「S」と思われます)、 独特のダンスがありました。 ♪Tシャツに口紅 マイクスタンドが出てきて、メンバーは白い手袋を着用します。 ラッツ&スターのスタイルですね。 ツーコーラス目が省略されてしまいました。残念! ♪アンジュナ 手袋を外し、マイクスタンドはそのままで歌っていました。 せつない。本当にせつない曲。 黒沢さんの泣くような叫びが涙を誘います。号泣ポイントその2。 ♪Right on,Babe 生楽器が入るとこうも熱い曲になるのですね。 酒井さんのファルセットが少々怪しかったのですが、ま、気にしない気にしない。 この間もマイクスタンドは出したまま、使いながら歌っていました。 歌いながらメンバーが退場していきます。 バンドメンバーはまだまだ熱く演奏中。 照明が落とされ、幕が引かれても演奏は続きます。 そして静かになり、明るくなったと思ったら… <!--アカペラ劇「純喫茶アカペラ」ここから--> 以下、「」は台詞、“”は心の声。うろ覚えにつき結構いいかげんです。失礼! 特に役名はないので、メンバーの頭文字で書き分けておきます。 エプロンをつけた喫茶店のマスター、北山が準備をしている。 店内にはBGM。北山、BGMを消す。 彼はときどきそうやって静けさの中に街のざわめきなどの音を聴いている――。 旅の男、黒沢が店に入ってくる。 北「いらっしゃいませ」 黒沢はコーヒーを注文する。 北「すぐにつけますね。BGM」 黒「あ、このままでいいです」 “ひとりのときには音楽がなくてもいい。誰かといるときにはBGMがほしい。 話していることを、他の人に聴かれないように…” 北「そうですね」 黒「えっ?」 “…今、マスターは確かに「そうですね」と言った。何に対して同意したんだろう? まさか……!?” そこへやってきたのは酒井。 酒“また来てしまった…。彼女がいないのはわかっているのに” 北「いらっしゃい」 酒“マスターは「いらっしゃい」と言った。 何度も通っているうちに「いらっしゃいませ」の「ませ」が取れ、 親しげになっている。 この分だと「いらっしゃい」から「しゃい」が取れるのは時間の問題…” 北「あっはっは!(バカウケ)」 (黒沢と酒井、ビビる)(会場笑) 酒“笑ったな!? 何が可笑しいんだ! まさか俺の心を…” 北「(コーヒーを運びながら)すみません、つい思い出し笑いをしてしまって」 酒“言い訳してる! 何も言っていないのに。 俺の心が読めるのか。こうなったら何も考えない。何も考えないぞ俺は! いや待て、「何も考えない」って考えてる!” 一人で頭を振って苦悩する酒井。黒沢と北山、思いっきり引いている。 黒“…この人アブナイ!?”(会場爆笑) ヘッドフォンの音楽を聴きながら駅に一人佇む安岡。 後ろのベンチにいる村上に気付かない。 安“僕はまだ迷っている。決心したはずなのに、それでもまだ…” 村「ねえってば!」 ようやく気付く安岡。村上が言うには、ずっとぶつぶつ一人で呟いていたとか。 村「わかる! 女の子を忘れられない気持ち!」 安「あ、いやあ違…」 村「わかってるって! 俺も…」 安“結局、この男は自分の話を聴いてほしかっただけらしい…”(会場笑) 延々聴かされる安岡。 店内で物思いにふける酒井。 コーヒーは決して美味くないが、“彼女”に会いたくて通い詰めていたという。 忘れられない彼女の記憶。(“彼女”は声の出演のみ。スタッフの声?) 彼女「いつも口ずさんでいる曲、あれいい曲ですよね。〜♪(くちずさむ)」 彼女の好きだった曲を口ずさむ酒井。 ♪讃歌 CD収録分よりも少々長い、「まるで祈るように〜♪」という導入部分のついた ヴァージョンでした。 駅では安岡が未だに村上の話を聴かされていた。 この近くに、兄妹が経営している喫茶店があるのだという。 妹は看板娘で、村上が思いを寄せているらしかった。 村「味は決して美味くない。むしろ不味い」 安「!」 村「いい店だから行くといいよ」 安「でも…不味いんでしょ?」(会場笑) しかし村上は、少し変わっているがいい店だとすすめる。 行こうとする安岡。 村「ねえ、ところで何聴いてるの?」 安岡のヘッドフォンを取り、耳に当てる村上。 ♪新大阪 喫茶店ではいらいらと一人考えている酒井がいた。 酒“美味くないコーヒーを三杯もお替りして、水を○回注がれ、トイレにも三回行き… こうなったら俺が次に取る行動は店を出るしかない!” 立ちあがる酒井。 北「あのー、まだ終電までには時間ありますよ。ゆっくりしていってください」 仕方なく座る酒井。 酒“読むな!人の考えを。 覗き見るな!俺の心を” いらいらは頂点に達し、そしてついに…… 酒“…○×△■〜” お経を唱えはじめる酒井であった。(会場大爆笑) そんな異様な雰囲気に気付かず入ってきたのは安岡。 安「駅で会った人にすすめられて」 マスターしかいないことに気づいた安岡は、妹のことを問う。 妹はしばらく店を手伝っていたが、女優になると言って 店を出ていってしまったのだという。 北「すぐに根をあげて帰ってくると思ったら、結構頑張ってるみたいで」 妹を見守っている北山。 彼女が忘れられない酒井。 北「ああ、駅で会ったって人ねぇ。待ってくれてるんですよ、妹の帰りを」 聴きながらコーヒーを口に含む安岡。 安「ホントだ!?」 北「はい?」 安「いや…何でもないです、美味しいです…」 その妹の出演ドラマがあるのだという。マスターはテレビをつけた。 音声が流れる。 彼女は、喫茶店の何気ない光景を一所懸命演じていた。 (ちなみにこのドラマでの客役の声はゴスメンバーでした) 食い入るように見つめる彼ら。 そこへドアベルが。 全員の目がそちらに注がれる。思わず立ちあがる酒井。「いらっしゃーい」とマスター。 (ナレーション安岡)「そこには、拙いながらも一所懸命演じている 彼女の姿がありました。 それは彼女にしかできない演技でした」 (ナレーション黒沢)「雲の切れ間から星がひとつ、僕たちを見守っていました」 #このあたりのくだり、曖昧です。意味不明でゴメンナサイ。 ♪北極星 歌い終わって全員頭を下げます。 <!--「純喫茶アカペラ」ここまで--> 観客が拍手を送っている間に北山以外は退場。 しばらくして頭を上げると、歌いはじめます。 ♪エンドロール エプロンはすでに外しています。つけたまま歌っていたら面白かったかも…? ツーコーラスに入って他のメンバーが登場。白い衣装に着替えていました。 歌い終わり、登場人物が紹介されます。 「旅の人、黒沢薫!」 「忘れられない人、酒井雄二!」 「待っている人、村上てつや!」 「迷っている人、安岡優!」 「お兄ちゃん、北山陽一!」 そして北山が退場。 村上「“純喫茶アカペラ〜ちょっぴりアンジュナ”でした!」 待ち続けている人たちが出てきましたものね。 そこから配役の話に。 「黒沢は何してたんだ?」 言われてみれば、ストーリーには直接絡んでいなかったような。 「何もしていないのにいきなり『すべ〜てを〜照らして〜♪』とか 歌っちゃったりしてさあ(笑)」 「『この人危ない!』とか言ってるぐらいだもんね(笑)」 それにしても今回、インパクトがあったのは、その“アブナイ”人。 ひとりで悶絶したりお経を唱え始めたり、かなり変。 「いや、マスターも変だよ。急に『あっはっは〜!』とか言ってさ(笑)」 たしかに彼もアブナイ…。 村上「北山は普段もそうなんだよ。 周りが静かなときに急に『あっはっは〜♪』(北山の真似で大笑い)とか 急に笑い出すんだよ」 会場爆笑。 このグループ、いないと何を言われるかわかりません。 黒沢「(今言っとかないと本人が)もうすぐ戻ってきますからね(笑)」 それでいいのかゴスペラーズ。とにもかくにも、その場にいない北山談義に。 村上「アイツ変なんだよ。 『てっちゃんてっちゃん、面白い話あるんだけどさあ』とか言うの」 安岡「それ、先に言われると構えちゃうよね? ほんとに面白いのかって」 酒井「それってさ、女の子が『私の友達に可愛い子いるんだけど』とかいうのと 同じじゃない?」 ゴス「…(そうかぁ?)」 安岡「今、誰の賛同も得られませんでしたね(笑)」 酒井は、女性の言う“可愛い、カッコイイ”と男性から見た“可愛い、カッコイイ”の 定義が違うと言いたかったようです。 そこへようやく北山が着替えて登場。 男女の話はやはりこの方!? 安岡「どうなんでしょう、北山さん?」 北山「あのねぇ…そういうのはね、人生において何を求めているかによって 違うと思うんですよ」 ゴス「…???」 安岡「(観客席に向かって)今、わかりました??」 全然わからないので北山話は打ち切られてしまいました。 村上「俺ね、カッコイイ人を見るとむかつくんだよ。 テレビに金城武とか映ってると(笑)」 観客だけでなく、メンバーも爆笑。(私も笑ってしまいました、すみません。By浩) 村上「そういうときには体鍛えたり、歌の練習したりするんだよ。 それで自分をカッコよくしようと…」 安岡「ああ、自分の武器を磨くわけですね?」 黒沢「自己啓発セミナーみたいになってきました!」(会場爆笑) 首から下だけでもカッコよくしようとする、という話から 北山「頭も大丈夫だよ」 安岡「ああ、髪の毛ね。 …で、狭い範囲(額より下から顎までを指して)であきらめがあるのは 何なんでしょうね(笑)」 会場一同、大爆笑してしまいました。ゴメンナサイ〜。 村上「だから、アルバムに“二枚目”って名前をつけたのはそこなんだよ!」 当時ゴスペラーズは「“歌ったら”いいんだけどなぁ」と言われていたそうで…。 村上「『二枚目』って言うわりにはジャケット写真がピンボケしてんだよな(笑) そんな【二枚目】ないぞ?(笑)」 会場大爆笑。(…ゴメンナサイ。) あまりの自虐トークに北山が待ったをかけます。 北山「ちょっと待った! そんなこと言われてたけどさ、『永遠に』で世間に認知されるようになってから 『ゴスペラーズのどこが好きですか?』っていうアンケートで 『カッコいいところ』っていうのが一位になったじゃない!」 そうだ! 会場から拍手。 村上「ていうかさ、お前(北山のこと)この衣装ジャニーズみたいだな〜(笑)」 …ひとりだけ関係のない話をしている人がいますが気にせずに。 「俺たちは歌っているときはカッコいいんだよ!」 「衣装もオトナっぽくなったしさ」 「ヤラセでも何でも、カッコいいって言ってもらえりゃ嬉しいんだよ!」 相変わらず自虐的なゴスメンバーでした…。 そこへ会場から「カッコイイー!」の声。とっても嬉しそうなメンバーたち。 会場「カッコイイ!」 黒沢「ありがとうございます。俺たちばっかり言ってもらって…(笑) 皆さんも素敵ですよ(笑)」 安岡「皆さんも素敵ですよ!」 会場「きゃー♪」 黒沢「…何か気味が悪い空間になってきました(笑)」 会場爆笑。 そんなこんなで収拾がつかなくなってきました。 安岡「えーと、要は北山がジャニーズ系だということでまとめていいですか?(笑)」 会場大爆笑でした。 そろそろ次の曲に。 「Dressed up to the Nines」の中には熱い曲が多く収録されていますので、それを。 村上「それでは、黒沢の作ったこの曲から」 ♪Sweet 雷鳴に合わせて照明が効果的に使われていました。 黒沢、村上の絡みが熱い。 ♪Reflections これまた五人の絡みが熱い曲。 それぞれの声がクロスする部分が特に聴き所。声のバランスもばっちり。 熱いダンスも見ものです。 ♪Dance If You Want It(なりきりゴスペラーズ) ギターの玉川さん、ベースの須藤さんが揃ってダンス。 それに合わせて歌っていないメンバーも踊って遊んでいます。 特に北山、安岡コンビがノリノリでした。 村上「さあ、みんなの出番だぞ」 会場「きゃー!」 村上「なりきり、ゴスペラーズ!」 会場「きゃーーっ!」 会場を普通の「Dance If〜♪」、高音部分(黒沢パート)、 追いかける「If You Want It♪」(村上・北山パート)の3パートに分けてのなりきり。 そしてそのまま次の曲に突入! ♪シークレット 苗場ライブのときと同じつなぎ方だったと思います。 曲に乗って会場もノリノリです。 ♪FRENZY 2002GTのような揃ったダンスはありませんでしたが、 それぞれ思い思いに踊っていました。 途中はやはり酒井雄二独壇場、といった感じ。 ヒューマンビートボックス絶好調です。 この曲の途中だったでしょうか、バンドメンバーの紹介がありました。 ギター・玉川さんの紹介中にハプニング発生? ベースの須藤さんと黒沢さんがスピーカーのところで右往左往していましたが、 どうやら無事解決したようです。 キーボードの松本さんの紹介の時には北山さんが目隠しをしてしまい、 誰かに「何やってんだよ!」と笑われていました。 (ちなみにその声はマイクを通していなかったと思います。でかい声…) ♪Real tight 熱く歌い上げる曲。 サビ部分の五人のマッスルなコーラスが最高。 「Dressed up to the Nines」の話。 村上「今度のアルバムの曲は抑制と爆発というか、メリハリが効いていると思います」 静かな会場内で、ここで子どもの声が。 リーダーは真面目な話を中断し、子ども向けの声で「何〜? 大丈夫?」 村上「今(子どもが)『FRENZY〜』って言ったよね?(笑)」 会場が和みます。 リーダーの話は続きます。 村上「こんなふうに自分たちの歌に対してみんなが喜んでくれたりするのは 幸せなことです。そうだよな?酒井」 酒井「間違いなく幸せです」 村上「今『間違いなく』って言葉が返ってくるとは思わなかった…(笑・会場笑) どこへ行っても変わらぬ熱さを返してもらえるというのは 幸せなことだなあと思います。 ありがとうございます」 メンバーが頭を下げます。会場拍手。 ここで音取りが始まります。 他のメンバーは導入部分を歌い始め、安岡が会場に語りかけます。 「僕たちが探していたのは、きっとこの街です。 この街に呼んでくれて、ありがとう」 ♪星屑の街 他の街でも同じ演出なんだろうな、と思いつつもぐっときてしまいました。 号泣ポイントその3? 暗いステージのバックに、夜の街と星空が浮かび上がります。 ♪街角-on the corner- バックの星空が消え、街の映像だけに。 北山の声量がすごい。圧倒的に「この曲は生で聴け」です。 それで全プログラム終了。メンバーが退場していきます。 勿論最後は北山の投げキッスつき。 ここで座ってしまった人も多かったのですが(座らないでぇ〜。苦笑) 拍手を続けているとメンバーが再登場。 ♪ひとり 声のバランス、声量ともに文句なしでした。 「アンコールありがとう!」 バンドメンバーも再登場してきます。 ゴスメンバーからご挨拶。 村上「あらん限りの力で歌おうと、そういう気持ちでやらせていただきました。 ありがとうございました」 北山「僕の今年の目標は何でも楽しんでやろうと。 それを隠さないようにしようということなのですが、 今日は最初から最後まで幸せでした。 皆さんから力をいただいて出来たと思います。ありがとうございました」 酒井「僕の趣味はテレビゲームです。 ゲームにはボタンがあって、押すとスイッチが切れたり画面が変化したりします。 ライブには押すボタンがあると思います。 今日は皆さんが連打してくれたおかげで、ステージに変化が出たと思います」 安岡「誰か、僕の汗の止まるボタンを押してください」 (会場大爆笑) 黒沢「ライブ前に上まで階段で上がってみたんですよ。 五階(よこすか芸術劇場は五階席まであるのです)の後ろの席から見てみると、 僕らの頭のてっぺんしか見えないんじゃないかなーとか思ったんですが(笑) ここまで歌を届けるのは大変だなと思っていたんですが、届いていましたか? (五階席、拍手) そうですか。みんなの声援も届いていたと思います。 愛しいあなたに、この歌を贈ります…」 ♪永遠に 間違いなく、号泣ポイントその4。 歌われるごとに力を増すこの曲に、まさに号泣させられます。 歌詩はunplugged versionと同じ、長いもの。 最後、メンバーは全員マイクを下げます。 コーラスメンバーはここで歌が終わるのですが、黒沢氏はほぼ生歌状態。 それでも声量はさすが。普通に聴こえました。 最後の最後にマイクを戻すのですが、この効果にまた号泣でした。 静かに聴いていた会場一同、立ち上がって五人に惜しみない拍手を送ります。 村上「ひとつ訂正させてください。 さっきカッコいいって言われるのがいちばん嬉しいって言いましたが、 スタンディングオベーションがいちばん嬉しいです」 これまた号泣を誘いました。 「今日の発声は酒井!」 「ありがとうございましたあっ!」 バンドメンバーを含む全員で手を繋ぎ、頭を下げます。 握手や抱擁を交わし、舞台袖へ…ではなく、舞台中央へ。 左右から幕が降りてきて、向こうから手を振っています。 これで終了…と思ったらもう一度半開き。また笑顔で手を振るメンバー。 完全に幕が降りて、号泣ツアーよこすか芸術劇場公演が終了しました。
Special thanks to りえさん