
〜ライブレポート〜
<Sony Music Fes.2004> 2004年05月07日 SHIBUYA-AX
05月07日、08日、09日の三日間、Sony Musicのアーティストたちが
渋谷に集結するというイベント。
この日のこの会場ではKi/oon Records所属アーティストのライブが開催されました。
この模様は「クローズドサーキット」と称して全国五大都市で衛星生中継されました。
スタンディング会場につきメモが取れず、管理人の記憶に残っている部分のみです。
トークの順番がばらばらかもしれませんが見逃してください。
<出演者>
HOME MADE家族、PUSHIM、ナナ・イロ、ザ・ベイビースターズ、日暮愛葉、FLOW、
YO-KING、ASIAN KUNG-FU GENERATION、laica breeze、Rhymester、ゴスペラーズ
会場前には各種花輪が届いていました。
「CDでーた」や「MUSIC ON TV」などに混じって「オゾンネットコム」。
おっ、これは「ゴスモバイル」の運営会社じゃないですか。
登場順は前もって発表されていませんでした。
9番目に登場のASIAN KUNG-FU GENERATIONが登場したとき、
「(自分たちは)次の曲で終わりです。
あんまり長引くとゴスペラーズのアニキにしばかれるんで」と言って
笑いを取っていました。
「ま、そんなことはないですけどね」と直後にしっかりフォローしていましたが。
10番目に登場したのはRhymester。
二曲ほど歌ってから
宇多丸「ここでしか聴けないコラボレーションが聴きたいかーーー!?」
観客「聴きたーい!」
宇多丸「じゃあゲストを呼ぼう!」
これはもしかして…?
ステージ袖から歌声が。
「Rhymester〜♪」
「きゃー!」
♪勝算(オッズ)
Rhymesterアルバム「ウワサの伴奏」に“SESSION with ゴスペラーズ”として収録。
【試聴】(HMV)
「Rhymester〜♪」と歌いながら五人が登場。
ラップが入る前の部分だけで、Rhymesterは歌いませんでした。
メンバーは真っ白な一つボタンのジャケットに白のパンツ。
そしてそれぞれ白いシャツを着ていました。
村上…二つほどボタンのついたシャツ
黒沢…Vネックシャツ。
生やしていた髭は綺麗さっぱり。サングラスをかけての登場です。
十字架のペンダントといつもの右薬指のリング、左はピンキーリング着用。
酒井…着衣は覚えていません。ゴメンナサイ。髪は結んでいませんでした。
北山…前開きのタートルネックシャツ。上のボタン二つぐらいはあけていました。
ヒゲ面で後ろ髪が伸びていました…。
安岡…左胸に金色のプリント(「GB」とか書いていたような?)の入ったTシャツ。
♪ウワサの真相
Rhymesterの曲。CDでは“featuringF.O.H.”。
【試聴】(featuring F.O.H)
F.O.H.の歌っている部分をゴスペラーズが熱唱。ついでに会場も熱唱。
会場全体が大興奮(むしろパニック)状態、もう大変です。
ステージがL字型になっていたのですが、北山さんが“L”の先のほうまで行って
観客を煽っていました。
“ゲスト”のゴスペラーズが紹介されると会場から大きな歓声。
村上「Rhymesterとは日比谷の野音でやらせてもらったことがあります」
ゴスペラーズ坂ツアー2002GTの最終日とその前日ですね。
(ライブレポート>2002GT07月07日日比谷参照)
リーダーが言います。
「皆さんすでにご存知だと思いますけれど、(Rhymesterは)大学の先輩です。
そしてレコード会社(File Record)の先輩。
レコード会社に紹介してくれたのは宇多丸さんです!」
会場大喝采。
大威張りの宇多丸さん。スピーカーに足をかけて
「ゴスペラーズのファンは俺に感謝しろよっ!」
とやったのはいいのですが、ミョーなところを触りながら言ったのでゴスメンバーに
総ツッコミを入れられて「すみませ〜ん(笑)」とさがりました。
村上「【ウワサの伴奏】に呼んでもらって本当に嬉しかった。
だから今日はF.O.H.まで(「ウワサの真相」のこと)やっちゃいました(笑)」
宇多丸「でも本当はこういうの(とジャケットをパタパタ)やりたかったんじゃないの?」
安岡「ああ、これね(笑・パタパタ)」
セクシー系のことを言いたかったようです。
ゴスメンバーは全員面白がってパタパタやっていました。
「それじゃあ俺らは」と帰ろうとするRhymester。
観客席から「えーっ!」とブーイングがあがります。
Rhymesterとゴスペラーズと言えば、何か忘れていませんか?
村上「じゃあ僕らもゲストを呼ぼうと思います」
安岡「ん? あれ?」
ゴスペラーズもRhymesterも揃ってきょろきょろ。ゲストを探すしぐさ。
って、もうわかっていますよね。
村上「Rhymester!」
観客「きゃー!」
♪ポーカーフェイス
L字ステージの先のほうで黒沢さんが歌います。
その間に北山さんがメインステージ上でちょこちょこターンしていたようです。
ツーコーラス目を省略、ワンコーラス直後にRhymesterのラップが入りました。
他のアーティストのファンもいるはずなのですが、全員Rhymesterとゴスペラーズの
ファンか?というぐらいに会場全体が大合唱。(ラップまでやっている。すごい…)
途中で黒沢さんがサングラスを外します。
ついでに宇多丸さんもサングラスを外します。…ちょっとだけ。
宇多丸「ゴスペラーズ!」 観客「ゴスペラーズ!」
宇多丸「ナンバーワン!」 観客「ナンバーワン!」
宇多丸「Rhymester!」 観客「Rhymester!」
宇多丸「King of Stage!」 観客「King Of Stage!」
歌いながら宇多丸さんとMummy-Dさんに左右から挟まれ、とっても嬉しそうにしている
黒沢さんの顔が妙に印象的でした。
村上「Rhymester!」 観客「Rhymester!」
村上「宇〜多丸!」 観客「宇〜多丸!(笑)」
村上「Mummy-D!」 観客「Mummy-D!」
村上「DJ JIN!」 観客「DJ JIN!」
これで本当にRhymesterのステージは終了。
「バッチ来い!」とお尻を叩きながら(笑)三人は帰っていきます。
が、まだRhymesterの熱は覚めやらず。
酒井「音楽は?」 観客「素晴らしいー!」
安岡「皆さん顔が輝いてますね。汗で(笑)」
今回のセッションはKi/oonのアーティストばかりが集まったからこそできたもの。
村上「僕らも今年で10年を迎えますが、Ki/oonは10年間ずっと育ててくれた会社です。
Sony Musicの異端児ですね」
酒井「変人の集まりですね(笑)」 (←…汗)
村上「最初は【Ki/oonSony】だったから、周りに“Sonyなんだよ”って言ってたんですけど
いつの間にか【Sony】の文字が取れて【Ki/oon Records】になってね。
友達に“いつSonyに帰るんだ?”って聴かれて説明するのに困るんですけど」
また、メンバーはこのライブの様子を途中から見ていた模様。
村上「PUSHIMの辺り(二組目)から見てたんだけど、お客さんが困ってるのね。
レゲエの乗り方がわからなくて(笑)」
いろいろなアーティストの音楽が楽しめるというのはこういうイベントならではです。
さて、随分と盛り上がったので。
村上「この辺で、皆さんがシーンとなるやつをやりたいと思います」
そう言ってDJ JINさんが使っていたターンテーブルに歩み寄るリーダー。
観客「回してー!」
村上「【今夜はブギーナイト】」
…なわけはありません。
セットされていた曲を流し始めます。
♪永遠に
シングルヴァージョンのオケが流れ始めます。
黒沢さんが不調という情報があったので心配していたのですが、
一部裏声が出づらそうだった以外は回復していました。さすが。よかったです。
村上「次の曲で終わりです」
観客「え゛ーーーっ!(大ブーイング)」
村上「だってぇ…俺も帰りたいんだもん…(駄々っ子っぽく)」
これには会場もメンバーも大爆笑。
安岡「なんか今、すっごい弱い男になってましたね(笑)」
♪ひとり
最後にメンバーを紹介。
北山さんの紹介のときに、お約束で音叉が客席に投げ込まれました。
村上「平川地一丁目に行かずにこちらに来てくださった観客の皆さんと(笑)
(同日同時刻に渋谷公会堂でも別レーベルのライブがあったのです)
支えてくれたスタッフの皆さんに感謝したいと思います。
長い時間、ありがとうございました!」
最後にメンバーたちは「バッチ来い!」とRhymesterのマネをして言いながら
帰っていきました。
実に三時間半の長いライブの大トリを、見事に勤め上げたゴスペラーズのステージでした。
ミーハーレポート